そして、少女は復讐する
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No.37
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ペンネーム
┗ルガーの竜
本文
「ザッケンなコラー?スッぞオラー?」 「あぃええええ?ヤンキー!何で?」 とても女子中学生とは思えない罵声はアケミ、そして後者の情けない草食男子な声は由佳里も何となし聞き覚えがあった。 ほどなくして片手にスーパーの袋、反対の手でアウアウ涙目な男子高校生を引きずりながら、小学生なみに小柄なヤンキー娘アケミが部屋に入って来た。 「鉄也さん!怪しい奴を捕まえました!ストーカーです!由佳里さんがどうとか!」 「ほう?よい子ちゃん一匹でカチコミたぁいい度胸じゃねぇか?まぁ酒でも飲みながら事情を聞こうか?」 アケミが畳にぺしゃっと転した少年、長坂悠馬を鉄也は特に怒った様子もなく見下ろしていた。 ー数刻後ー 早い話が長坂悠馬はここ数日、単純に由佳里の様子がおかしいと考えて後を付けていたそうだ。
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