雄大なる雫
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『キ〜ノ、キノキノキノッ!』 突如、頭の中に嫌悪感を与える声が響き渡る。 脈々と受け継がれてきた生命の雫が優しき母のごとき声だとすれば、それは個々人が欲望のままに目の前の快楽を貪るような雑多な騒がしい声だった。 伸縮するキノコの吐き出す桃色の胞子が周囲を埋め尽くす中、それらがさざめくように波うち声を伝えてるように見えた。 『雄大なる雫を受け継ぎし民も、ずいぶんと我欲に染まりきったものノコ!』 『ただただ雫を練り上げ。その恩恵に感謝していたから、お前らは安寧を得ていたキ〜ノ!』 『なのに自分が種つけで気持ちよくなることを優先し、強者を支え謙虚に生命の雫を練り上げ続けない若者が生まれちまったノココ!』 『だから俺らに心の隙間をつかれ、弱者による汚染の尖兵にされちまうキノッ! キノコッコッコッ!!』 ボーングがおぞましい声に動けずにいると、胞子にペイントされた若者たちの身体が変化していく。
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