そして、少女は復讐する
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そんなささやかな一時も、屋上の鉄扉を蹴り開ける音に阻害される。 現われたのは、髪を染めたいかにもヤンキーと言った感じの男子。 桐間鉄也。 他所のクラスだが噂には聞いていた。 勿論、それは悪い噂ばかりだったが・・・ 鉄也は由佳里を見ると、猛禽のような笑みを浮かべて近づいてくる。 どこをどう見ても好感度が上がるような男では無い。 「おい、ヤリマン」 ぴくりと由佳里の眉が動くが、この程度の罵声は慣れっこだ。 鉄也は由佳里に近づくとしゃがみ、顔を覗き込むように伺う。 「一発ヤラせろや」 実に単純明快。 この年齢の本能のままに動くヤンキーらしい言動。 コイツには性と暴力以外の行動理由なんてない気が由佳里にはしてた。 由佳里はいつもの能面のような無表情で言う。 「一発ヤレば満足?・・・ならさっさとして・・・1人の貴重な時間が無駄になるから・・・」 何でこんな言葉が出たのか自分でも分からない。 多分、この男は『あいつら』にそそのかされて来たのだろう。 どうせ切り捨てられる駒に過ぎない。
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