ノーマンズランド開拓記
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No.152
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「「「……」」」 一同、言葉が無かった。 ずっと謎だった疑問がようやく解けた。 ルークはつぶやく。 「何て事だ…僕達は彼らの一番大切な物を破壊していたんだ…無自覚の内に…」 なるほど、開拓団は上陸した翌日から木を切り倒して、砦、家屋、その他の建物、桟橋などの設営に取りかかった。 彼らから“敵”として認識されたのはその時からだったのだ…。 ふとイワノフが疑問に思って尋ねた。 「あなた方はどうなんですか?土から恵みを得る過程で、木を枯らしたり、焼いたりして…」 『もちろん我々も木の命を奪う前には“儀式”を行う…』 「「「…っ!!!」」」 その答えに一同はハッと息を呑んだ。 だが長老は言う。 『…ただし、我々はあの野蛮人共とは違う。生け贄には人ではなく狩った獣を捧げる。木一本につき5匹なんて馬鹿な真似もしない…』 それを聞いて皆ホッと肩を撫で下ろす。 同じアルディア人同士で“野蛮人”というのも変な気がするが…。 長老は続ける。 『…大切なのは自然への畏敬の念や祖先の霊を敬う気持ちだ…やつらはそれを理解していない。ただひたすら掟を守る事だけに執着している…』
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