性先進国
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そうして、4人は最初の飛行機に乗る。 日本からセクロスへの直行便は無い。そのため、まずC国へ向かい、そこからセクロスのフラッグキャリアに乗り換えるのだ、ということだった。 2人掛けの席は、邦夫が窓側で渡部が通路側、その後ろに陽芽と真琴が座った。 邦夫には、セクロス首都と、セクロス東部の都市を訪れる行程表が渡されていた。 渡部は離陸して飲み物が出るころに小声で言った。 「イテスデン…セクロス東部の都市には、私と伊藤様二人で訪れます。女性陣は、首都で二泊三日なんです…伊藤様に、簡単なミッションを、お願いすることになります」 「え…ミッションですって…」 そのような説明は聞いていない。 「危険はありません。ただ、カメラを身に着けて動画を撮っていただく、ようなイメージです」
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