ノーマンズランド開拓記
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No.113
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「お父様、私は今やっと解りました。どうする事が自分にとって一番の幸せなのか・・・」 彼女の表情には決意があった。 確かにルークに愛され、彼の子を産む事も一つの幸せの形だ・・・ しかし、人には何かしらの運命がある。 自分がこの地に来て先住民と関わりを持った事もまた運命かも知れないとエリスは思った。 「お母様とジェシカお姉様、マリアとアレクに宜しくお伝えください・・・」 そう言うとエリスは身を投げた。 「エリスーッ!!!?」 クラウスは娘の名を叫びながら城壁に駆け寄る。 エリスの身体が遥か下に浮かぶ小舟へ吸い込まれるように落ちていき、先住民達に受け止められたのが見えた。 「船を出せぇ!!ヤツラを追うんだぁ!!」 兵士の一人が叫んだ。 「追うな!!もしこれが罠だったらどうする!?」 それを止めたのは他ならぬクラウスだった。 「しかし、お嬢さんが・・・!」 「ヤツラは囮で、別働隊が砦を狙っているという可能性も考えられる!たった一人のために開拓団全体を危機に晒す訳にはいかん!」 クラウスの言う通りだった。 。 皆は去りゆく小舟をただ見守るしか無かった・・・。
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