ノーマンズランド開拓記
-削除/修正-
処理を選択してください
No.110
┗
修正
削除
※残り修正回数=5回
ペンネーム
┗匿名さん
本文
エリスは海側の城壁の上に立ち、ある物を取り出した。 それは二本の獣の牙…そう、あのハロハとウザラから貰ったピアスだった。 エリスは今夜これを海に捨てに来たのだ。 それは一時とはいえ情を交わした二人への想いを断ち切り、ルークの愛妾としての人生を歩むべく彼女なりの決意の表れだった。 エリスは牙のピアスを海に放ろうとした…。 その時… 「エリィス…エリィス…!」 「え…?」 聞き覚えのある声…城壁の下、その下に続く断崖…その下には月の光を浴びながら打ち寄せる夜の黒い海…そこに一艘の小さな帆かけ舟が浮かんでいた。 「…っ!?」 エリスは目を凝らして見た。 ヨット程の大きさのその舟は、見た事も無い帆の掛け方で、舳先(へさき)の部分には奇妙な…しかし何処となく美しさも感じさせるペインティングが施されている…先住民の舟だった。 「エリィス!」 ほぼ裸の三人ほどの褐色の人影が見える。 その内の一人は女で、先程から頻りにエリスの名を呼んでいる。 「まさか…ハロハ!?ハロハなの!?」 「エリィス!クル!」
パスワード
戻る
PiPi's World 投稿小説
>
トップ
>
リレー小説
>
官能リレー小説
>
その他
>
ノーマンズランド開拓記
©2002-2024 PIPI's World
『投稿小説』
All Rights Reseved.
投 稿 小 説