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交差
官能リレー小説 - 女性向け

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交差 68

「ああ…思う人が“男”だってことだけな…」
僕から離れベッドに腰かける直人さん…
この有り様をみると上手くいかなかったに違いない…

「室長さんはノンケだったってこと?…」
まぁ大抵の男はノンケだから仕方はないよ…

「室長はノンケっていうか…
どっちにしろ俺の出る幕はないってことは分かったよ…」
よく分からないけど、直人さんは失恋したってことは分かったよ…

「それでやけ酒ですか…僕も付き合いますよ…」
隣に座りよしよしと頭を撫でてあげる…

「伊藤君…」
僕の肩に凭れ掛かってくる直人さん…
年上だけど…なんだか可愛い

風呂に入ってはいないのか?…乾いた髪の臭いが鼻腔につく…
「伊藤君はいい匂いがするな…」
それゃ社長とヤった後にシャワーを浴びてきた…

「直人さんは風呂入っていないでしょ?…」
汗の匂いは嫌いじゃないけど…

「臭うか?…」
クンクンと小鼻を動かし、自分の脇の下を嗅ぐ直人さん…
脇の部分は汗で布地を変色させている…

「汗かいてますよ…脱いでください、ホントに風邪引いちゃいますよ…」
今日はズル休みなんですもんね…

「ああ、悪い…」
臭いを気にしたのか、速攻に上を脱ぐ直人さん…
仄かに付いた脂肪がノンケっぽい…

「汗拭きますよ…」
ウェットティッシュを取りだし胸元に宛がう…
と同時に…直人さんの身体がビクッと律動する…

「冷たいですか?…」
宛がったウェットティッシュを乳首に移動する…

「ぁ!…ダメだって、ソコは弱いんだから…」
逃げるように身体を捩る直人さん…
だけどオナる時に乳首を弄っているのは、社長から見せてもらった動画で知っている…

「乳首…気持ちいいですよね…」
指の腹で直に触る…
コリッとした感触…もう勃っている

「“いいですよね”…って、伊藤君も感じるのか?…」
意外というように首を傾げる直人さん…

「別に普通ですって…弄りながらオナる男は結構いるみたいですよ…」
Gayとか関係なしに、男だって乳首は性感帯であるんだから…

「伊藤君の乳首…見せてもらってもいい?」
えっ?…
こんなこと言われてたのは初めてだ…

「別にいいですけど…上半身ぐらいなら…」
乳首を見られて恥ずかしがる男はいないことだし…

上着を脱ぎシャツも脱ぐ…
幸い社長から受けたキスマークも付いてはいない…

「シャープな身体だな…細いくせに腹筋も割れてるし…」
もともとどんなに食べても太らない体質だから…

「直人さんの身体は普通っぽくて好きですよ…」
変に鍛えてないところが好感持てる…

「皺になるから下も脱いじゃえよ…」
そう言われるとクリーニングに出したばかりのスーツだ…

「それじゃ直人さんも脱いでくださいよ…」
一人パンツ姿になるのは恥ずかしい…

「ああ、いいぜ…」
スウェットの下を脱ぐ直人さん…
ユニクロか?…緩んだ布地がモッコリした膨らみを包んでいる…

「昨日みたいに勃ってはいないんですね…」
昨日は社長に盛られた薬のせいで…なんだろうけど…

「昨日はどうかしてた…それに室長が帰ってから抜いたからな…」
抜いたって、オナったのかよ…昨日といい、ホントお元気なことで…

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