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交差
官能リレー小説 - 女性向け

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交差 29

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「で、直人は早退?」
昨日と同じバー、同じ席で、同じシャルトリューズ…

「真っ赤な顔してたんで帰したさ…」
あれは完全に熱があるな…

「で、代わりに伊藤君?」
不服なのかよ?…
直人は別のトコにも熱を持ったとは言えないな;

「秘書課から二人出るよりよかったんじゃないか?」
伊藤君のパンツ姿は結構受けていたしな…

「残念ね…直人」
まぁ残念といえば残念なのかもしれないけど…

「ライブ配信されるなんて聞いてなかったぞ…」
あくまでも社内向けのステージだと聞いていた…

「注文殺到しているんですってよ…」
会社としては喜ばしいことなんだろうけど…

「俺の身になってみろ…あんな姿が世界に配信されたんだぜ;…」
いまいちそういう実感はないんだけど;…考えてみるとそういうことだ;

「優紀のお陰よ…いつも助けられてる…」
おいおい、、いきなりしおらしくなるなよ;

「別にそんなつもりは無いさ…今回のことだってたまたまだ…」
売上を伸ばそうだなんて、全く考えてはいなかった…

「私はダメね…直人のことしか考えていなかったもの…」
やっぱりあのアイスティーに何か仕込んだんだな…

「あれはやり過ぎだぞ…」
詩織は後先考えないところは多分にあるな…

「優紀がいてくれてよかったぁ…」
反省しろよ…反省を

「あんなんで出たら会社潰れるぞ…」
何たってライブ配信だ、世論から袋叩きにあうに決まっている…

「優紀に救わたはね…会社も直人も…」
会社はとやかく、直人にあんな恥をかかせるのは可哀想過ぎる…

「同じ男として当然だ…」
女には分からないだろうけど…勃起姿を晒すなんて男としては耐え難いことだ…

「お礼しなくちゃいけないかしら?…」
別にそんなこと望んではいやしない…

「気持ちだけで充分さ…それならあの二人にしてやってくれ…」
直人と伊藤君…今回の貢献者はあの二人だ…

「伊藤君にも?…」
それゃヤツだってパンツ1枚でランワェイを歩いたんだ…

「突然のピンチヒッターだったんだぜ…かなり恥ずかしい思いしたと思うぜ…」
何せ形が克明に見て取れるあのパンツだ;…

「若い子には興味ないは…」
おい、、興味って;…
お前のいう“お礼”って…そういうことかよ;…

「あそこまでしたんだ、会社としてスルーする訳にはいかないじゃないか?…」
貢献金とか、年俸アップとか色々あるだろ…

「それはそうだけど…あの子、女に興味ないんじゃない?…」
ぶっ!
口に含んだ響きの水割りを吹き出してしまう…
あくまでも詩織はそういうことしか考えてはいないんだろう;…

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