そう言ってまた遥の勉強に立ち会う佐織。
真面目でしっかりしてていい子だ。
ただ、そういう子こそ、無理して自分のことが見えてなくて失敗する…余計なことかもしれないが、俺はそういう場面を見てきている。
遥が笑顔で頭を下げて帰っていく。
彼女もそうだが芸能活動に前向きな親御さんは娘を遅い時間になっても迎えに来てくれたりして、本当にこちらも頭の下がる思いだ。
「お待たせしました、誠人さん」
「いや、悪いね」
「いえ、私も…誠人さんにずっと前から言いたかったことがあるんです」
何だろう。
そう言われるとは思わなくて少し胸がざわついた。
「私を………抱いてくださいっ」
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