「朝月君。ここはこれで良いですか?」 「違う違う!そこは右辺を全部左辺に移項するの!」
人は彼をSpider(スパイダー)と呼ぶ… 蜘蛛の巣に捕まった獲物は逃げられない…決してどんな手を使おうとも…
「なんということだ」 アパートの一室に到着した老刑事は洩らした。
雨が降りしきる昼下がりのことだった… ピーンポーン…ピーンポーン…
義姉が小説を書き、投稿サイトで楽しんでいると嫌がらせのコメントが入り始める。それはどんどんエスカレートし、リアルの生活までも浸食していく。誰が?なんのために?