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異端児カラス
【学園物 官能小説】

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裏切り-5



いや……
どっちにしろ
もう手遅れか……。




『親友』―――。



それは一年前の、ヤマトと出会う前の俺には全く無関係な感情だった。


いつの間に俺はこんなに腰抜けになってしまったんだろう。



俺は自分自身に苛立ちながら、雨と愛液でぐっしょり濡れている相原のショーツを膝のあたりまでぐいっと引っ張り下げた。


反射的に膝をきゅっと閉じる相原。


人差し指と中指を、V字に広げて左右の足の付け根に這わせてやると、その部分は溢れ出した快感の証で想像以上にヌルヌルにとろけていた。


「……はっ………んあっ……」


焦らすような指の動きに、相原は甘い声を漏らしながら俺のTシャツにしがみついてきた。


その意外なくらい愛らしい仕種に胸がきゅっと苦しくなる。


普段の相原が決してみせない女の表情(カオ)。


ヤマトが今までにないくらい相原にはまったのがよくわかる気がする。


こんな姿を見てしまったら、ますます相原の全てが見たくなってしまう。



俺は少し余裕を失ってせわしなく相原の花びらを掻き分けると、とろけた泉に中指をずぷりと潜り込ませた。


「……んんっ……ヤナっ……」


相原は目をぎゅっと閉じて俺にしがみついたまま身体を委ねている。



俺は中指をできうる限り奥まで深く差し入れた。
ヤマトのまだ触れていない部分を一つでも見つけたくて意地になっているのかもしれない。


俺の指でぎりぎり届く、最奥部の柔らかな肉襞。
ヤマトはココに触れただろうか。



俺とヤマトはどちらが指が長いんだろう……ふざけて指相撲した時、どっちが勝ったんだっけ


……って、俺何考えてんだろ。
……バカバカしい……





俺はゆっくりと指を上下に動かし始めた。


抜き差しする度に、内壁が中指をぎゅうっと締め付けて、幾重にも連なった肉襞が俺を圧迫する。


柔らかく温かいその中にいつまでも埋もれていたい――。


まるで母親の胎内にすっぽり入ってしまったような不思議な感覚が俺を包みこんだ。


女の性器をこんなに優しく感じたことは今まで一度もなかったと思う。


俺はうっとりしながら中指の感覚に全神経を集中させた。



中の突起の一つ一つを確かめるように、俺は何度も抽送を繰り返す。


その度にじゅぷじゅぷという淫猥な粘液音が玄関中に響き渡り、ますます俺を煽りたてた。



「……はあっ……はあっ……」



俺の執拗な攻めに、相原の呼吸が次第に乱れていく。



角度を変えて指を出し入れする度に違った方向から締め付ける相原の優しい膣。



擦りあげる度に中から新しい樹液がヌルヌルと溢れだし、俺の手の平にねっとりと絡みついてくる。





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