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異端児カラス
【学園物 官能小説】

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裏切り-4




もっともっと
俺に溺れればいい――。



俺の持てる全てを注ぎ込んで、身動きできないくらい、相原を快楽の鎖でしばりつけてやりたい。



「……あっ……ヤナぁっ……」



感じまいとこらえるように、小さくイヤイヤをする相原。


逃げ惑う快楽の尻尾を逃さぬように、耳たぶを唇で甘噛みしながら、俺はすぐさま濡れた制服の上から相原の胸をまさぐった。


「……だ…ダメ……ヤ…ナ…」


相原の声はもう弱々しくて、本気の抵抗は感じられない。
その甘い声は、より深い快感を求めるメスのいななきへと変わりつつある。



制服の上から胸の突起を探りあててその部分を親指で引っ掻くように刺激してやると、みるみるそこが硬くしこってくるのがわかった。



「……うっ……うぅん……」



快楽とヤマトへの感情の狭間で、相原はもがき苦しんでいる。



ブラウスの下から背中に手を潜りこませてブラのホックを素早くはずすと、窮屈そうにしていた胸が、ふるんと解き放たれる。


「……んっ……」


一瞬身体をこわばらせる相原。
俺は間髪入れずにその柔肉を直接わしづかみにした。


「……はうっ……やめ……」


相原の柔らかい乳房が、俺の手の平の中で暴れ狂う軟体動物のようにぐにゃぐにゃと形を変える。



硬く膨らみ始めている先端の愛らしい蕾を親指と人差し指で捻るようにつまむと、相原は身をよじらせて熱いため息を吐いた。



だんだんとメスのオーラを発散させ始める相原。


普段のクールな印象からは想像がつかないほどに感度のいい肉体。


性的なトラウマを抱えて、セックスに臆病だったであろう相原を、これほどまでにヤマトが開花させたのかと思うと無性に腹が立つ。



「相原……」


乳房への入念な愛撫を続けながら、俺はもう片方の手をスカートの中へと滑りこませた。


「……あっ……ダメ……」



相原は急に我にかえったように
腰を引くが、背後の壁にはばまれて身動きはほとんどとれない。


ショーツのクロッチ部分にそっと触れると、そこは案の定、たった今溢れたばかりの淫液で、ドキリとするほど生暖かく湿っていた。



思った通りになっているのに、なぜか無性に悲しくなる。


俺は相原に何をやってるんだろう――。



頭に湧き上がるモヤモヤを振り切って、下着の上から割れ目を前後になぞってやると、硬直していた相原の身体から力が抜けていくのがわかった。





いいのか……相原……。




この期に及んでまだ俺自身の中に迷いがある。
どこまでもお人よしな自分がほとほと嫌になった。




相手がヤマトでなければ俺は恐らくこんなにも悩まないですんだのにな………。




ヤマト―――。


お前何やってんだよ。
早く相原を助けにこいよ。


ホントに
ヤっちまっていいのか――。


出来ることなら俺は
お前という『親友』を失いたくたくない―――。






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