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セクシャルな講義
【女性向け 官能小説】

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新・セクシャルな講義・第4章-5


「わあ、凄いわね、思い出の人との再会だなんて
素敵だわ、ドラマチックで・・」

「そうなんだよ、彼女はこの近くで或る店を経営しているらしいんだ、
お洒落に着飾って、どこかのモデルさんと見間違うように変身していた」

「凄いわ・・素敵な女性になっていたのね」

「私は、あの頃のことを思い出して一瞬身体が熱くなったんだよ、
あの頃の彼女を苛めて、
想像で裸にして・・・何をしていたからねぇ」

「あん、せんせのえっち・・・それでどうしました?」


私はその時のことを真梨子ママと恭子に話していた。
何故か、その時二人にこの思い出の女性のことを話しながら
彼女たちのM性を確認したかったのかもしれない。

由紀子は、美しい女性になっていた。
昔から、大人しそうで居ながら言うときにははっきり物を言い。
そんなところが私は時々腹が立ち、無性に苛めたくなるのだったが
その心は、本当は彼女が好きだったのかもしれない。

彼女に私が裸の女性の絵をじっと覗き込んでいるのを見られ、
少し恥ずかしかった。

由紀子は微笑みながら私に言った。
その顔は、昔のように純真で爽やかな少女のようだった。

「その絵がお気に入りのようですね、うふふ」
「えっ・・・まあね」
私は不意に心の中を突かれたようで、どきどきしていた。

「まだ、女性に意地悪しているのですか?」
あの頃の無邪気な顔で、由紀子は私の目を見つめていった。

「おいおい、幼なじみとは言いながら、こんなところでいきなりだな」
そう言いながら二人は顔を見合わせ笑った。

「ここではなんだから、どこかでお茶でも飲もうか」
「はい、亮一さんさえよければ」

由紀子の顔がとても嬉しそうだった、勿論私も。

この瞬間から、私達は再び遠い昔から、新しい関係になるとは
その時は思っては居なかったのである。





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