嫉妬-4
人を好きになるんは……
こんなにも惨めで
みっともなくて
苦しいもんなんか――。
「……ヤマト……痛い…よ」
俺の真下で相原がうめき声をもらす。
もがいた時にボタンが弾けとんだらしく、ブラウスの胸元が大きくはだけて白い胸の谷間がのぞいていた。
―――この身体を俺以外の男が触れるなんて絶対に許さへん。
「……お前は俺だけのモンや」
俺は相原の胸に顔を埋めた。
「……やだ……ヤマト……まって」
胸の谷間に舌を這わせながら残りのボタンを全部はずし、邪魔なブラをストラップごと引きずり降ろすと、溜め息が出るほど美しい乳房があらわになった。
柔らかい真っ白なふくらみの上に息づく、ピンク色の小さな花芽が俺を挑発する。
腕にまとわりつくブラウスをはぎとって相原の両手を押さえつけ、俺はその先端に貪りついた。
「……あっ……あぁっ……」
相原自身は抵抗しようとしているのに、きつく吸う度にその部分が従順に硬さを増していくのが愛おしい。
それと同時に、もしヤナに無理矢理されても同じ反応をするのではないか……という訳のわからない嫉妬心が沸き上がってくる。
硬くなった部分に軽く歯を立てると、相原の身体は電流を流されたようにビクリと痙攣した。
「……やっ……やだ……」
身体はこんなに反応しているくせにまだ抵抗しようとする相原。
頭痛がまたさらにひどくなってきた。
ついさっきヤナと親しげに視線を交わしていた相原の顔が鮮明に蘇る。
あかん……イラつく……。
「……ヤマト……ねぇ……」
「……うっさい!黙れや」
俺は悪魔にのりうつられたように乱暴な言葉で相原を押さえつけた。
「……ヤマト……」
いつもと違う俺に怯える相原。
俺がいつでも優しいだけの男やと思うなや……。
俺は、あらわになった胸を隠そうとする相原の両手を乱暴に払いのけると、スカートを引きずり降ろした。
「ヤマトやめて……」
「……黙れって」
俺に力いっぱい押さえつけられて、思うように身動きがとれない相原が身をよじりながら懇願する。
その姿があまりにも色っぽくて俺はゾクリとするほど興奮していた。
やばい………。
突き上げる衝動を押さえきれず、俺は相原をうつぶせに転がし尻を高く持ち上げた。
「……イヤ……」
床に這いつくばって尻をつき出す恥ずかしい格好をさせられ、もう相原の声は弱々しくなっている。
俺はわざと乱暴にパンティをひきずり下ろすと、むきだしになった相原の花園を指で押し拡げた。
ピンクの花弁から透明の雫が驚くほどしたたり落ち、俺のベッドに小さな染みを作った。
こんなひどいことしてんのに
……感じてんのか……
腹立たしいような愛おしいような複雑な感情が湧き上がってきて俺は泣きそうになった。
相原………。
好きや――――大好きや。
俺は膝立ちになって、相原の濡れた花弁にむしゃぶりついた。