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愛のレッスン
【その他 官能小説】

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愛のレッスン-1

彼女が淫乱だとは思わない。
 ただ、普通の女性より凄くセクシーでエロチックなだけだ。

 だが、それが俺の悩みの原因でもある。

 細い身体付きに似合わず豊満で形の良い胸。くびれた腰の下にはムッチリとした尻が、たまらない色気を漂わせている。

 以前から想いを寄せていた、職場のアイドル、
 『奈美』
 奈美と俺の付き合いはもう半年になる。

 その長い髪、理知的で清楚な顔立ち…。

 会社の飲み会の帰り道で、俺は思い切って奈美に告白したのだ。

「好きだ!」

 そう言って、俺は彼女の返事を待てずにその唇を奪ってしまった。
 酒の性もあったのだろうが、今でも思い出すと、自分のその大胆さに呆れてしまう。

 それが始まりだった。
 半年も経ち、二人の関係は充分深くなった。
 確かに幸せな筈なのに…

 しかし、俺の心はまだ完全には満たされていない。

 奈美の身体は、感じ易く、そして快感を強く求める奥深い色情を秘めている。
 その普段の清楚で、臆病な性格とは裏腹に、ベットの中では、驚くほど妖艶な女の色香をさらけ出すのだ。
 顔は少女の様に、恥じらいに染まっているのだが、身体はより深い快感を求めて、大胆にくねくねと腰を振る。

 それだから、女性経験の少ない俺は、ひとたまりもない。
 彼女に挿入すると、5分と持たずノックアウトされてしまう始末だった。

 持続力がなく、たちまち果ててしまう俺に、

「いいのよ」

と、奈美はいつも優しく言ってくれるのだが、本当はその瞳の奥で、物足りなさを訴えていることが痛いほどよく分かる。

 これでは、男として余りにも情けない。

 セックスにおいて、俺は今まで一度も奈美を満足させてあげれたことがないのだ。

 回数で勝負すれば?
と、人は言うかも知れない。だが、俺はそんなにタフでもない。
 しかも、一回の行為で、全身全霊の全てを吸い尽くされてしまう。
 それほど強烈な魔性を隠し秘めた女…

 それが奈美だった。

 ある日、俺は思いきって、古くからの友人、今岡に相談を持ちかけてみた。

「なぁ、女を最高に満足させるには、どうしたらいいかなぁ?」
と、こんな具合に…。

 まさか、彼女が強過ぎて、俺が早すぎるとは言えない。

 今岡は根っからの遊び人で、学生の頃からクラスの女子を何人喰っていたか分からないくらいの強者(つわもの)だった。

「要はセックスも、やっぱり愛なんだよ。愛!自分の気持ち良さより、相手を思いやるハートだな!」

 そう豪語する今岡が住むマンションの部屋の前に、俺は奈美を連れて立っていた。

 言わば、その強者にセックスのレッスンを受けようと言うもくろみだった。
 もちろん、奈美にはそんなことは、秘密だ。

 今岡は結婚している。
その奥さんは、今でこそ小さな工場の受け付け嬢だが、実は元バリバリの風俗嬢。これもかなりのヤリマンであったことは間違いない。

 台所に仲良く、二人で立つ奈美と、今岡の奥さん。
 意外に女同士って奴は、初対面でもすぐ仲良くなってしまう生き物らしい。
ペチャクチャと喋り合う揺れる二人の尻を眺めながら、

「女のケツってのは、男心をくすぐるねぇ」

と、囁く今岡。
 そのセクシーな眺めは、確かにどちらにも甲乙付けがたい位、そそられるものがあった。
 やがて、二人の美人女性手作りのスパゲッティをご馳走になり、しこたまワインを飲んでいい気分になった後、

「もう遅いから、泊まっていけよ」
と、今岡が言い、俺に目配せをする。

「そうだな、泊まっていこうか?」
と、奈美を誘う俺。

 俺達は、今岡の使っていないという、狭い和室で寝かせて貰うことにした。
 勿論、扉の鍵を開けておくことを忘れていない。

 いよいよ、チャレンジ開始だ。

 奈美の布団に潜り込み、後ろから、彼女を抱き締める。
 胸を両手で、もてあそび、耳にくちづけをする。

「いいだろ?」

「ダメよ、こんな所で!聞こえちゃうわ」

と、小声で首を振る奈美。
 しかし、俺の右手は容赦なく、奈美の股間に伸び、下着の上から敏感な芽の部分をまさぐるのだ。

 酔いも手伝ってか、奈美は強く拒絶しない…。
 むしろ、唇を何度も重ね合わせていると、彼女のその部分の湿り具合が指にジワジワと伝わってくる。

「うっ、ふん、あ、いや…だめだったら…」

 奈美の押し殺した喘ぎ声が、俺の欲望をさらに刺激する。
 きつめに締め付けられたブラを外すと、解放された乳房が嬉しそうに、弾き出て、ゆさゆさと揺れる。

 指先でくにゅくにゅと乳首をつまみ、イジリまわすと、たちまち硬く尖ってくる。


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