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異端児カラス
【学園物 官能小説】

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孤独-5

俺が唇を離さないから、呼吸が苦しくなった相原の眉間に小さなシワができる。


その色っぽい表情……。
そんな顔されたらもう我慢できひんで。


俺は相原を長椅子に押し倒すと、下着とブラウスを一気にまくりあげた。


「やっ……いやっ……!」

形のいい真っ白な乳房とピンク色の突起が俺の目の前にあらわになる。


初めて見た相原のなまめかしい素肌。俺の頭の中でアドレナリンが一気に沸点に達した。


隠そうとして身体をよじらせる姿がめちゃくちゃ俺をそそる。


俺は相原の乳房を夢中で揉みながら、愛らしいピンク色の花芽にむしゃぶりついた。


相原の汗の甘酸っぱい香りが身体全体から立ち上って俺の鼻腔を刺激する。


「イヤッ……イヤァッ……」

足を精一杯ばたつかせながら、俺の真下で泣き叫ぶ相原。


頼むからそんな顔せんといてくれ………。


人気者の「ヤマト」やったらこんな真似は絶対せえへん……。
せやけど俺は、お前の前だけでは「山門彰吾」でいたいねん。


俺は一瞬折れそうになる欲情にムチうって、相原のスカートの中に手を入れた。


相原を抱きたいという気持ちと、傷つけたくない気持ちの狭間で、胸がキシキシと痛む。


陶器のようにすべすべした足を膝から上へなであげると、相原が耐え兼ねたように甘い吐息をもらした。


「……はっ……はあ…ん……やめ……」

初めて聞く相原の喘ぎ声。
普段の冷静で淡々とした態度とのギャップが異様にエロく感じる。


もう止められへんで。
ここまで来てやめれるか。

俺は勢いにまかせて相原の股間に手を伸ばし、下着の横から指を二本滑りこませた。


「……やっ……」


クロッチを人差し指で引っ掛けて、中指と薬指で土手を撫でると、相原のソコはドキッとするくらい濡れていた。


こんな無理矢理な状況でイイはずなんかないのに……こんなに濡らしてくれたことが意外で、俺は胸がギュッとなるくらい嬉しかった。


「……な……めっちゃ濡れてんで……?」

そう言いながら相原を見ると、つい今しがたまで抵抗して暴れていたのが嘘のように、顔を真っ赤にして俺にしがみついてきた。


あかん……
めっちゃカワイイ。
むちゃくちゃ好きや……。


相原が抵抗しなくなったことで、俺は少し冷静さを取り戻した。

「……相原ごめん……いややったらやめるで……」


下着から指を引き抜いて、少し乱れた黒髪をそっと撫でた。
俺はやっぱりお前を傷つけられへん。

相原の目には動揺と逡巡が浮かんでいる。


そんな不安そうな顔すんなや……。
確かに俺は女に囲まれてチャラチャラしてるように見えるかもしれんけど……これはええ加減な気持ちやないねん。


相原……。どうすればお前のその不安を取り除いてやれる――?


「俺……お前のこと……好きやねん……」


こんな格好でこんなタイミングで告白するのがベストとはとても思えなかったけど、俺はやっとの思いで一言だけ言った。

言ったあとから顔が熱くなるのが自分でもわかった。変な汗が一気に吹き出す。

俺が自分から告白するなんて初めてや……カッコわりぃし……第一段取りむちゃくちゃやんけ。

なんでも器用にこなせる生徒会長の「ヤマト」は、俺の中から完全に消え去っていた。

相原は馬鹿みたいに赤面した俺の目をじっと見つめて



「……ありがとう……」

と小さな声で言った。




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