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デパガあいり
【レイプ 官能小説】

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-8

「……んあああっ!…んあああっ!」

耳障りなほど響き渡る理可の喘ぎ声が、声を出せないあいりを挑発しているように聞こえる。

いつもより余裕のない乱暴な川瀬の腰遣いが、更にあいりの快感を煽り立てた。


『もう…どうだっていい……めちゃくちゃにされたい……』


いつしかあいりは川瀬をより深く受け入れようと、自ら腰を左右にくねらせていた。


「……そうだ……自分の身体が本当は誰を求めているか……わかるだろう……」

川瀬はあいりの耳元で囁きながら、その背中を強く抱きしめた。

「……お前を満足させられるのは……俺だ……」

その言葉が鎖のようにあいりの身体に絡み付き、全身を甘く締め上げていく。


「……お前は……俺のモノだ……」


もう三田村の声は聞こえなくなっていた。

足首にまとわりつく快楽のぬかるみに、なすすべもなくただ引きずり込まれていく。


「……川瀬…主任……」


あいりは川瀬の名を呼んだ。

腰の動きが速くなり、あいりの中で川瀬がぐっと硬さを増していく。

その肉柱にすがりつくように、あいりの膣壁がうねりながら激しく収縮した。


「……ああっ…主任…イ……イくうっ…あ……ああっ…はあっ……はっ…はっ…ああああっ………イ…イくうっ……!!」


アクメの瞬間、あいりの背中が大きくのけ反った。

大きな声を出せないぶん、その絶頂がいつもより異様に深く激しいものに感じられる。

快楽にのたうつあいりを背後から強く抱きながら、川瀬は更に腰を打ち付けた。


『オマエハオレノモノダ』



たった今川瀬はそう言った。


これは三田村に対する「嫉妬」なのだろうか………。


快楽に翻弄されながら、あいりは一瞬そんなことを考えた。


―――まさか。
馬鹿げている。


女をオモチャとしか思わないケダモノにそんな人間らしい感情があるはずもないのだ。


そしてそのケダモノにオモチャにされて、こんなに感じている自分自身もまた単なるメスなのかもしれない。


いっそこのまま―――心まで薄汚いメスに成り下がったら、楽になれるだろうか。


川瀬の動きが痙攣のように小刻みになり、尻肉を打つ乾いた音が急に大きくなった。

絶頂が近づいているのだろう。


「……藤本っ……」

川瀬がひどく苦しそうにあいりの名を呼ぶ。


そして次の瞬間、短い呻き声と共に、川瀬の欲望があいりの太腿に飛び散った。







ソファーでは理可が三田村の腰に跨がり、己の乳房を激しくまさぐりながら腰を振っているのが見えた。


やかましいほどに感じた理可の喘ぎ声も、搾り出すような三田村の声も、もうあいりの耳には何も入ってこなかった。


精神的に満たされないアクメのあとの、虚しく惨めな倦怠感があいりをどんよりと包みこんでいる。



抜け殻のようになったあいりを、川瀬の冷たい視線がじっと見つめていた。







END


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