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アユミの雑記帳
【エッセイ/詩 その他小説】

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プラマイゼロ-1


赤ん坊は
一人で生きていくことなんか
絶対に出来へん。

だから赤ん坊って
駄々をこねても
我が儘言うても

みんなに
助けてもらえるように

ちゃあんと
愛らしく生まれてくるんかな。




私たちが歳をとって
一人で生きていくことが
出来へんようになったとき

赤ん坊のような愛らしさは
もう自分にはないわけで。

もしかしたら
心だけが昔に戻ってしまって

赤ん坊みたいに
駄々をこねても
我が儘言うても

生まれた時とおんなじように
助けてもらえるわけじゃない。




みんな忘れてるだけで
赤ん坊の時に
誰かに助けてもらったから
今なんとか生きている。

みんな考えたくないだけで
歳をとったら
誰かに助けてもらわれへんかったら
生きていかれへんようになる。



この世に生まれて
今までにもらったもんや

これからもらうもん


誰にでもええし
どんな形でもええから
返せるときに
返しておかなあかん。


「返しといたらよかった。」


そう気付いたときでは
多分、遅すぎる。





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