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夏の日
【初恋 恋愛小説】

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1-8

どれくらい走ったかわからないとにかく誰にも見えなそうな物陰にひっそりと座り膝を抱え泣いていた
あんなところみたくなかった
もう今すぐ帰りたかった
その時急に誰かに抱きつかれた
かなり走ってたようで息が切れてる
「こんなとこに逃げたのかよ」
「なんで?」
「何でだろわかんないけどからだが反応したみたい
捕まえなきゃって」
「訳わかんないよ
さっきの子は?
キスしてたじゃん
あの子のとこいなよ
海君がいくべきなのはあの…」
いきなり唇を奪われた
ファーストキスだった
「さっき気づいた
おれは永山のこと気になってた
それにキスはあっちからであいつにおれは未練もなんもないよ」
「ほんとに?」
「ほんとに
証拠」というとまた唇を奪いさっきよりも長い時間唇を合わせた
その時
ドーンっ
大きい音がなり光の玉が空に上がっていった
「やべっもどろ?」
と手をさしのべてもらい
立ち上がると2発目が上がっていった
「海君…」
「何?」
「私も好き」
「分かってる」
と今度は私からキスをしようとして背伸びするも届かず
その姿をみて彼が私の頭をなでて
届く高さにしゃがんでくれた
私はもう一度背伸びしてキスをした
そして手を繋いでみんなのところまで一緒に帰った
ゆっくりと上がって行く花火を見ながら


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