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腐女子の妄想小説朗読
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『しほの秘密』-1

こんにちは。
私は豊美。
とある公立高校の三年生です。
平均的な体型で。
髪は黒髪のストレートのロング。
鼈甲縁の眼鏡をいつもかけていて如何にも真面目そうって感じで、おばさんクサイと言うのか然程可愛いって感じではありません。
性格は絵に書いたような腐女子。
特にライトノベル系にハマっています。
もちろんジャンルは…。

その趣味が高じて自分でもライトノベルのような物を書いたりもしています。
今日はその中のひとつを朗読してゆきたいと思います。
では…。


『しほの秘密』

「伊藤しほ…彼女は最近、テレビ等で露出が増えてきた新人の読者モデルだった。
スラッとした長く綺麗な脚、その脚のお陰の長身。
髪も綺麗な栗色のストレート。
ぱっちりとした大きな瞳。
スッと伸びた鼻筋。
意思の強そうな顎と口元。
そして唇の柔らかそうな口角の上がったちょっと大きめの口。
ギャル風ではない清楚な感じで同性や年配者からの支持も高い綺麗な子であった」


ちなみに『伊藤しほ』の特定のモデルはいません。


「そのしほ。
テレビ等に出演する機会が増えたとは行って言っても。
そこはまだ。
駆け出しの読者モデル。
マネージャーが付いている訳でもなく、移動も常にひとり電車で行っていた。
今日も某テレビ局での収録を終えたしほ。
夕方まじかにある大きなターミナル駅に来ていた。
自宅である某所にあるワンルームマンションに帰宅する為だ」

「当然ながらまだ給料の安いしほ。
住む場所も都心からやや離れ。
今、いる駅からは電車で三十分程、離れた場所であった」

「改札を抜け。
駅のコンコースを過ぎて。
幾つかあるホームのひとつに降りて行くしほ。
その短いピンクのフレアスカートから伸びた脚に多くの視線が集まっている。
普段の移動時はジーンズ穿きで脚を隠している事の多いしほであったが。
今日は朝の時間が押していた為。
そのまま収録に臨める格好で自宅を出て来たのだ。
となると当然、帰りもそのままの格好となる」

「ホームに降り立つと。
少し前に起きた人身事故の影響でホームはごった返していた」

「『はぁ』
微かに鼻にかかったハスキーな声で小さくため息をつくしほ。
少し疲れが溜まっているので一刻も早く自宅に帰りたい。
今の偽らざる心境であった」

「幸い。
電車は大きな遅れもなく動いているようであった。
ホームで十分も待たないうちに警笛を鳴らし。
シルバーとグリーンのカラーに彩られた車列がホームへと滑り込んできた」

「ただその車両内は混んでいた。
朝のラッシュ時と同じくらいに混んでいた」

「一瞬、乗車を躊躇するしほだったが。
後続の人の波に押され、その混雑の真っ只中へと。
『すみません…』
それでも人混みを避けるように。
反対側のドア付近へと辿りつくしほ」

「学生時代を地方の小さな町で過ごしたしほ。
都心の電車の混雑にはまだ慣れてはいなかった」


私も満員電車は苦手です。



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