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男と女の愛の告白
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男と女の愛の告白(3)-1

この告白文は、この前に書いた若者のあきひとの恋人の「なつみ」が切々と訴える愛と性の告白です。
もし、あなたが女性ならば、彼女の気持ちが分かると私は思うのです。


 「なつみの告白」


あきひとさんこんばんわ、なつみです。
会社で最近、貴方とあまりお話ができなくて、私はとても寂しいのです。
月が輝いている夜空を仰ぐとき、夜寝るとき、本を読んでいるときも、
道を歩いているときも、
こうして雨が降っている静かな夜のときも、どんなときでも・・

日々に、貴方を慕うこのような切ない私の気持ちを、貴方は知っているでしょうか?
この女心、この胸のときめきを・・・
いつの日にか、あなたが私に振り向いて、(好きだよ)といってくれる日を・・
夢に見ています、それが叶わないとしても、それでも良いのです。
私の思いが変わることはないでしょう。
それほどに・・・

いつもあきひとさんが元気でお仕事をしてるのを見ているのが好きなのです。
でも私、お友達から聞いてしまったのですが、
あなたが最近、綺麗な人とお付き合いをしているという噂を耳にしたのです。
それって本当なのでしょうか?

それが本当なら私、つらいです、とても・・
貴方と私が、初めて結ばれたときのことを覚えていてくれていますか?
もてる貴方は、そんなことはもう忘れてますよね。

でも、私はその時のことを大事に胸のなかにしまっています、
私の大切な思い出として。
それは私の宝、大事な私自身の大切なメモリーなのですから。

もし私のことを嫌いでなかったら、是非もう一度お逢いたいのです。
こんな私の気持ちをはしたないとお思いになりますか?
こんなにも切ない女の私の気持を解って貰えるでしょうか?
逢いたいです、とても・・日毎にこの想いがつのって胸が苦しくなるのです。
この小さな胸が張り裂けそうになるのです。

思い出しますあのときのこと、とても鮮やかに、昨日のように・・
あれは、会社を辞める人の送別会の時でしたね、
週末に、同じ職場でありながらも、貴方とはあまりお話しできなくて・・
そのとき貴方もその会に出席されていて、
私は嬉しかったのです。

その時・・私、アルコールを飲んだのです、慣れないのに、分かりますか?
それは、貴方を意識して、酔った勢いで貴方とお話しをしたかったからなのです。
そんな切ない女の望みと、浅はかな女の心を・・
私の気持ちを、貴方はご存じでしたか?

最後に、打ち上げで 二次会にカラオケにいくことになりましたね、
女性と男性をとりまぜて六人ほどのメンバーでした、そのとき自然とカップルができました、
でもどういうわけか、私とあきひとさんとがペアになりましたね。
誰かが気を利かせてくれたのでしょうか?

(何という偶然、何というラッキーな巡り合わせ!)
私はこの偶然を誰かに感謝したい気持ちでした。

それから、歌を楽しんだ後、みなさんそれぞれにどこかへ流れていきました。
何処へ行ったのでしょう?
或る人たちは飲み直しに、又或カップルは何処かへと・・
そして、最後には貴方と私の二人きりになったのです。



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