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ゼビア・ズ・ストーリー
【ファンタジー 官能小説】

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金色の双眸-11

「いっぜ……イけよ…っ!」

 アースは激しく突くと、勢い良く全てをキャラの中に吐き出した。

「やああぁぁっ!!」

 熱いものが奥に当たり、絶頂の後押しをした。
 頭の中が白く、何度もスパークして躯がビクッと跳ねる。

「……う…ぁ……」

「っはぁ」

 力の抜けたキャラをしっかりと抱きしめながらアースは息を吐く。

「……最っ高……」

 心身ともに溶けるようなそんなセックスだ。
 しかし、キャラは疲れてしまったらしく、アースの腕の中で寝息をたてている。
 アースは自身を引き抜いてキャラを抱き上げて寝室に移動し、ベットに入ると再びしっかりとキャラを抱きながら自分も眠りについた。

 翌日、魔法学校は大騒ぎになっていた。

「アース隊長!復帰おめでとうございます!」

 一緒に登校してきたアースとキャラは一瞬にして大勢の人間に囲まれる。
 どうやら、到着した騎士団のアース隊らしいが……

「やぁっかましい!!」

 アースの怒号で次々と話しかけていた人々が黙る。

「散れ!!」

 アースの言葉に騎士団員は渋々散っていき、キャラはチラッとアースに目を向けた後、資料室に移動する。

「相変わらずですね」

 1人だけ残った騎士団員がアースに話しかける。

「サクか」

 サクはアースが隊長をしていた隊のナンバー2だった。

「お久しぶりです。復帰してくれて助かりますよ……アース隊は曲者揃いでまとめるの大変なんです」

「そりゃあ悪かった。俺は辞めたつもりだったからなぁ……でも、今までまとめてたんだろ?大したもんじゃねぇか」

「はは……」

 まとめていたというより、必死で尻拭いをしていたという方が正しい。

「?とりあえず作戦決行前に打ち合わせすっから、全員実技場に集めろ」

「はっ」

 敬礼をして立ち去るサクを見送るとアースは実技場へ足を向けた。

 昼過ぎにアース達が出発すると聞いて、学校中の人間が見送りに来ていた。

「こっちでも色々調べておくよ」

「おぅ、頼む」

 ベルリアがアースに魔法陣を組み込んだピアスを渡す。


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