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淡恋
【同性愛♂ 官能小説】

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淡恋(後編)-6

「いやだわ…カズオさんったら…あそこの毛を焼かれるだけで、おチンチンがこんなに悦んでい
るじゃないの…」

女は満足そうに目を細めながらそう言った。そして、妖しい情痴に酔ったような澱んだ目をした
その女は僕の股間の性器の上に、ゆっくりと蝋燭を傾け始めた。


…あうっー

赤い熱蝋が僕のペニスの根元から陰嚢に滴り、太腿の付け根の白い肌の上を赤い糸筋のように
すっと流れていく。そして、蝋燭から溢れ出した数滴の熱蝋が、屹立したペニスの亀頭を襲った。

…うっ…ううっ…

「…ふふ…どう、おチンチンを蝋燭で虐められる気分は…」

背筋に悪寒が走るくらい淫猥な笑みを浮かべた女は、次々と熱蝋をペニスに垂らす。包皮に滲み
入るように熔けた蝋が、淫靡な光沢を放つ。皮膚を剥ぐようなその痛みは、どこか妖しげな快感
となって僕の恥骨を包み込み、ペニスがひとりでに勃起と弛緩を繰り返す。


…あっ…あっ…

屹立したペニスのえらの溝を、赤い熱蝋が斑模様に包み込んでいく。ぶるぶると震えるペニスの
芯から疼きが溶けだし、鈴口から溢れた透明の液が、雁首の皮膚の表面に滴った蝋のまわりに滲
んでくる。


女が手にした蝋燭の炎はかすかな微風にゆらめき、不気味なほどに彼女の顔を妖しく浮かび上が
らせていた。

悶える嗚咽と同時に、股間のものを熱蝋で嬲られる僕は、白い太腿をすり寄せるように悩ましく
よじる。僕の性器は、女が垂らした赤い蝋燭の熱蝋で、醜い肉塊を作り上げ、痛々しく朱色に
染まっていた。




蝋燭を床に置いた女は、ゆっくりと煙草に火をつける。女は、ぐったりした僕の顔に、淫靡に
煙草の煙を吐く。

「カズオさんたら、よく射精を我慢したわね…えらいわ…もっと、虐めて欲しいってことかし
ら…」

そして、掌で僕の尻を撫でさすりながら、双臀の割れ目に沿った翳りを指でゆっくりと押し広げ
る。

「きれいなお尻だわ…それに、お尻の穴もいやらしいくらい可愛いわ…きっと男性相手に、この
穴でセックスしているのね…」と、女はほかの客に聞こえるように、演技めいた声をあげる。

女の言葉に、僕は顔をすっと赤らめた。女は知っているのかもしれない…僕とマサユキさんの関
係を…そう思ったとき、すっと女の指先が双臀の割れ目に触れる。

女に尻穴を深く抉られるように見られる恥辱が、僕に火照るような淫猥な悦びを与え、僕は喉を
鳴らす。女に尻穴を淫靡にまさぐられると、その指に刺激されるように、尻穴の襞がぶるっと
収縮する。



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