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ゼビア・ズ・ストーリー
【ファンタジー 官能小説】

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焔の精霊-7

「ふうっ!うぅんんー!」

 不意打ちの動きにキャラは躯を強ばらせる。

「っは…いつもよりキツいぞ?このシチュエーションは気に入ったか?」

 言葉責めするアースにキャラは首を振って否定するが、その仕草さえもアースにとっては堪らなく可愛く感じられ、より激しく攻められる結果となる。

「んくっんんっ」

 アースの激しさに耐えられなくなってきたキャラは、思わず躯を捻った。

「ぅくっ…」

 その動きが思いの他気持ち良かったアースは顔をしかめて小さく呻いた。
 躯を捻った事でキャラ自身も自ら良い所を突かれる事となり、更に下腹部に力が入る。

「やっべ…出…」

 アースは自身を抜こうとするのだが、キャラの足がそれを許してくれない。

「…っキャラ?」

 離せと、目で言うアースにキャラは細かく頷いて中出しを要求する。

「っおっけ…一滴残らずくれてやるっ!」

 キャラが望むなら要求に応えてやろう、とアースは一番奥に突き入れて欲望を全て吐き出す。

「っくぅっ!」

「んんんうぅっーー!」

 中でビクつくモノから注がれる熱い感触に、キャラも絶頂を迎えた。

「っぷはぁ…はぁ…」

 アースはキャラの口から手を離してその手で汗で顔に張り付いた髪をかきあげてやる。

「良かったのか?」

 中出しして、と聞くアースにいまだ繋がったままのキャラは気だるそうに答える。

「ん…大丈夫…そろそろだから…」

 手を伸ばしてアースの頬を包み引き寄せてキスをねだるキャラにアースは少し驚いた顔で言ってしまう。

「お前にもやっぱりあるのか?」

 女なのはわかっているが、普段があまりにも男っぽいので想像がつかない。
 キャラはキスをねだるのを止めて、アースの頬をつねった。

「いて」

「……仕事する」

 キャラは結合を解き、後始末をするとさっさと服を着て仕事を再開した。

(…しまった…)

 アースは頬をさすりながら、デリカシーの無い事を言ってしまった、と反省しつつどうやってキャラのご機嫌をとるか思案する。



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