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807
【OL/お姉さん 官能小説】

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807-1

8時07分。
列車はゆっくりと駅を発車する。

カクンカクンと動き出す朝の列車に大差ないけれど、今まで毎朝乗っていた反対側の路線の方がまだ空いていたような気がする。

人と人の間隔というか、密着度にまだ余裕があったように思えるのだ。


つり革にぶら下がっていると、今朝もやってきた。
背中に密着してお尻の丸みを確かめるように撫でる男の手。

それからお尻と太股の境界線の部分…
やがてその手はすっとスカートの裾を微かに持上げて、その中に侵入してくる。


腕は私の真後ろから伸びてほとんど動かす事もなく、手首から上の部分だけがべつの生き物みたいに私をまさぐり出す。

どこから見ても、痴漢という卑劣な行為が見つかる事のないように研ぎ澄まされた技なのだろう。


指先は下着の上から縦の線をなどり、ゆっくり何度も往復しながら強弱をつけて巧みに震わせる。

それから…
あたかも身動きできない私の下半身を舐めるように下腹部の膨らみからお尻の形。
それからお尻の割れ目に沿って恥ずかしい穴までも遠慮なく、まさぐりかけてくる。



電車の揺れに乗じて、私は少しだけ脚を開いてみせた。

私はいま、二週間の約束でちょうど自宅から路線の反対側にある支社に応援に出向いているのだ。

その分の交通費は別途支給されて、おまけに出張手当まで出してくれる。
私としては悪い条件ではなかったが通勤電車にこんなサプライズまでついているなんて思いもよらなかった。



脚を開くとにわかにその指先は下着の端を潜って忍ばせてくる。

膣口から滲み出す淫らな体液をその秘部全体に塗り広げて強く弱く…
上から下から敏感な部分を刺激しはじめるのだった。


見知らぬ男に卑屈な方法で私の秘部をもてあそばれるのは心外だけど、この痴漢…
かなりのテクニシャンだった。

これだけ手練れた痴漢なら、騒ぎを起こしたところで卑劣な言い逃れをするに決まってる。

たった二週間のお付き合いなら、限られた時間の中で私をイかせる事ができるかどうか試してみたくなったのだ。

私はこの痴漢に一種の好感みたいなものが持てたのかも知れない。
公衆の面前で肢体をぷるぷると震わせて、私ひとりだけが受けている淡い辱しめにもどかしく腰をくねらせる。
切なさに口元を噛みしめれば、あそこの口もきゅっと締まってくる。


7時08分に発車した電車は奇偶にも7分と少しぐらいの時間で駅に到着する。


残念…
あと少しのところで今日も下車する駅に入ってしまった。

溢れた体液をほとばしらせるように、私は下着の中からその淫らな指先を振りほどいて出口に体を向けた。

まだ頬を赤く染めて、その余韻が残る。



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