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調教物語
【その他 官能小説】

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調教物語(その14)-2

その研二郎が思う優子は、今、優子自身があることを思っていた。
それは・・・
研二郎に今までの調教を受け、
始めは、とても普通人がしないような恥ずかしい言葉を無理に言わされ、
手や足を縛られ、バイブレーターで虐められた後、
彼の優しい愛撫を受け、セックスへと流れていく、
そういう甘いものを期待していたのである。

初めて知り合った頃の研二郎は言葉では優しかったし、紳士的だった。
しかし、それがだんだんとエスカレートしていき、
それが激しい調教に変わっていた。


そして初めて優子は気が付いたのだった。
(これは私が思っていた以上に激しいものなのかもしれない)
と肌で、子宮で、身体で感じたのである。
この自治会館の中で、何人かの男達にバイブレーターで逝かさている間、
朦朧とした気怠さの中で、優子は漠然として思っていた。

(これが本当の調教と言うものなのね、
あぁ・・でも、自分はもっとSMって優しいものだと思っていたわ、
でも違うのね、これからが私にとっての本当の調教なのかもしれない)

そう思うと、空恐ろしいようでありながら、
何故か甘酸っぱい果実のような気持ちが同時に芽生えるのである。

(きゃっ!)そのとき優子は急に身体に激しい痛みを感じ、手を縛られたまま、
男達に腰を曲げさせられ、
犬のように四つん這いなっている自分に気が付いた。
手はずっと痺れていて、食い込んだ 麻縄が痛いほど感じる。

そんな優子を四つん這いにさせた三人の男達の快楽の時間が、
これから始まろうとしていた。


その一方で・・
妻の輝子の前で、
健は優子という美しい女を犯せると思うと気持ちが高ぶっていた。
今までに、妻とは欲情が沸かず、ただ義理マンというだけのセックスであり、
当然、妻の膣の中に射精したいとは思っていなかった、
新婚の頃の甘い時以外には・・

そんな自分に妻が満足してないことも分かっていたが、
しかし夫である自分が妻の輝子に欲情し、興奮しないことにはどうしようもない。
男とは妻であれ、他の女であれ、その女を見て欲情し
(この女と、やりたい!)と思わなければ、勃起せず、
セックスが成り立たない。

だが、女は多少濡れていなくても、男次第では性交が可能であるが、
男が勃起しなければどうにもならないのである。

しかし、妻の肉体は官能的だが、自分が感じないだけである。
結婚する前のラブホテルでは燃えたし、
妻を何度も登りつめさせ逝かせた。
しかし、その妻のあまりの執拗な要求にウンザリし、
次第に、欲望が失せただけである。

大体の男ならば、自分で主導権を持ち、女を自分の意のままにすることで、
性的に満足し、達成感を味わうのである。
故に、健は妻以外の女ならセックスはしたいのである。
その好機が彼の上に、今迫っていた。


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