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ドラゴンクエスト5 天空の花嫁
【二次創作 官能小説】

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ルラフェン編 その一 フローラ-6

「お、おい……。おまえ頭大丈夫か? リョカがお前の親父奪うって、こいつみたいな青二才に物騒な依頼する奴なんていないやろ?」
 話の流れのおかしさにシドレーが間に入る。だが、彼もまたアンの真剣な表情に嘘を言っているとは思えず、その矛盾に近い言葉に困惑する。
「どうかなさいましたの〜?」
 すると、ベネットのお家の二階の窓が開き、フローラが顔を出す。
「あら? 貴女は確か妖精の国でお会いしましたよね〜? ベネットさんのところでお勉強をなさるおつもりで?」
 笑顔で手を振るフローラにアンは「やばっ」と小声で呟き、さっと翻す。
「とにかく、リョカ、あの剣はフローラに渡しなさい。いいわね? 絶対だからね!」
 そう叫ぶとアンは走り出し、角を曲がったところで光が跳ねた。
「まったく忙しい奴じゃな……。んでも、あの剣ってあれじゃろ? お前の親父が見つけたっていうごてごての剣……」
「うん。多分それしかないと思うけど……。一体あの剣はなんなんだろうね……?」
「ああ、別に装飾以外におかしいところもないし、魔法が込められてる程度じゃからな……」
「え?」
「ほい?」
 その言葉にリョカは彼を見る。シドレーも何かおかしなことを言ったかと、彼を見返す。
「シドレー、他にも何かおかしなことなかった?」
「いや? なんか呪われてるとか?」
「そうじゃなくて、すごく重いとか……」
「別にそういうのはないぞ。ただ、持っていると頭がちくちくする。なんつうか、ぼーっとして、前にも似たようなことがあったんだけど、忘れちまったわ……」
「君、あの剣をもてたの?」
「ああ? そりゃこの手だってそれくらいできるで? 東国の箸かて俺様自由自在」
 小さな手をわきわきと動かす。その手に合う箸があるかといえばそれが一番の謎だが、彼でも棒を掴む程度のことはでき、そしておそらくはあの剣を掴むこともできるはず。ならば、あの不自然な重さ、扱いにくさを感じていないのは何故だろう?
「もしかして……」
 魔物専用の武器の存在はそこまで珍しいものでも無い。魔物使いが増えるにしたがって、その武装や装飾に凝る者も多い。ただ、巨大な魔物や四足の装飾ならともかく、まったく人が扱えないように施す必要もなく、疑問は残る。
「リョカさん……、どうしましたの?」
 様子を見に来たフローラが話しかける。
「うん。実はフローラさんのお父さんに渡すように頼まれていたものがあって……」
 アンに言われたからではなく、この腑に落ちない不思議な矛盾を解消するためにも、第三者の意見を求めたのだった……。


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