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藤崎真由子のふたなり生活
【性転換/フタナリ 官能小説】

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私の秘密と麗華先輩-1

【ふたなり】という自身の秘密を背負って早22年。


藤崎真由子(ふじさきまゆこ)は自宅のベッドの上、就職してから4年が経過したんだなと、しみじみ考えていた。


思えば生まれた時からふたなりという2つの性を合わせ持ったことで、普通の女子より苦労することが沢山あった。


小さい時はわけもわからず、みんなが同じだと思っていたから疑問もなかったが、だんだんと大人になるにつれ自分が人とは違うことを知り、中学、高校と性の知識を取り入れる度それを痛感することも増えた。


えっちなことを少しでも考えれば、反応するその中心に嫌気が差したことも何度もあったが、ある時そこに触れた瞬間物凄い快楽の波に飲み込まれ、その日から自分を慰めることを覚えて夢中になり。


高校通学の電車の中、学校、帰り道…。
ところ構わず発情する自分に驚きと戸惑いを持ちながらも、隠れて処理するスリルと普段の倍以上の快感にハマってしまう。


1人ですることが日課となった高校時代は寝てもさめても卑猥なことを考えて、悶々と暇さえあれば右手が伸びる毎日。


そして、卒業を迎え就職が決まってもそれは変わらず、ふたなりであることを隠しながら会社で密かにスリルを味わう日々が続いている。


『…明日はどんなことしようかな』


そこまで回想したところで、真由子は呟きながら色々と考えを巡らせる。


今までしてきた数々のいやらしい行為よりも、もっと上の極上の快楽を求めている自分に笑ってしまうが、それでも何かないかと頭をフル回転させていると、ふと思いつく。


『…まだ使ってないおもちゃあったよね♪』


ベッドの下にある引き出しをゴソゴソとあさって取り出したのは、ひとつのリング。


ゴム製の紐が輪っかになっているそれは、紐と紐が合わさる中心に金具があり、調節出来るようになっている代物。


通常、立ちの悪い男性がそれを中心にはめ、根本を絞めることで立ちを維持することに使われる道具として、通販などで販売し手軽に手に入るものだ。


『これこれ♪』


真由子には今までも今も必要のない道具のはずだが、輪を持ちながらニヤニヤと頬を緩めて何かを期待している様子。


『明日はこれでいこう♪』


その輪をベッドのサイドテーブルに置くと、珍しく何もせず眠りにつくのだった。



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