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「夜のリンゴ」
【OL/お姉さん 官能小説】

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「夜のリンゴ」-6

―・―・―・―・―

…まったく、澤井は本当に可愛い。
見えていなくても、手を使えなくても、舌だけで一生懸命奉仕している。
自分はあんなに服を乱されているのに。
すぐに真っ赤になる顔は、まるでリンゴのよう。
きっと性感は限界まで高まっているに違いない。

…ちゅるっ、ぴちゃ…

「んぁ…梨絵…上手」

…ぐちっ、れろっ!

名で呼ぶと、嬉しいのかクリ×リスをねぶる舌が強く踊る。
きっとこの子は、自分がされたい動きをしているんだろう。
これからは、ナカも開発してあげなくっちゃ。
女同士、勝手知ったるイイトコロ、ってね。

「…はぁんっ、イイっ、梨絵…!
…っくぅっ…!」

可愛らしい部下の、可愛らしい舌にイかされる。
…愛してる、梨絵。
心の中だけで、そっと呟いた。
この子は、いまだ不安に思っているに違いない。
"付き合ってもらってる"、"誘ってもらえるように仕向けてる"、そう思っているだろうけど。
残念でした。
女同士だけど、先に澤井にホレたのはアタシ。
いつしかあなたもアタシに惹かれて、それを見るのは良い気分だった。
そして、ジェンダーフリーであることを事あるごとに澤井にアピールし、ようやく告白させた。
女同士なら仲が良くても不自然じゃないのに、あの子は無駄に気にしているし。
だから、誰もいない時を作ってやり、あの…と声をかけてくる澤井を楽しむ。
夕食もその後のお楽しみも、アタシが常に欲しているのは内緒。

そう、今晩だって…
わざと夕方に、あの仕事を頼んだのよ?
後回しにされることは読んでたの。
ひねくれてるかしら?
でもあなたなら、この遊びを拒まないと思って。
やっぱり喜んでくれたわね、とろとろだもの。
これから何をしましょうか?
あなたは、常に、アタシの手の内。


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