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マネージメント
【アイドル/芸能人 官能小説】

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5・好きと勝負と苦しい胸-3

翌朝、目が覚めたらまだ8時前だった。
休みの日に朝を迎えたのはどれくらいぶりだろう。
いつもは起きたら午前と午後の境目だから、ちゃんと寝てない気がした。

「ひっどい格好・・・」

はだけたブラウスに下着だけのひどくだらしない姿。
昨日はお風呂どころかまともに着替えず寝てしまったらしい。
こんな姿で昨日の夜、雅の事をおかずにして・・・・・・

やめよう、今日は仕事の事は考えない。だって気が滅入っちゃうから。

取り敢えずお風呂に入ろう。
それからまた寝てすっきりしよう。


着ている物を脱ごうとしたら、いきなり大きな音がした。
それも一回じゃなく連続して聞こえる。どうやら、ドアを誰かが叩いているらしい。
恐る恐るレンズを覗くと・・・・・・誰もいなかった。
悪戯だと思ったけど、叩く音は止まずに続いている。

と思ったら、いきなり下から誰かが顔を出したので、驚いてしまった。


「よう、まりな。起きてるよな?」


み、雅?!
どうして私の家に・・・

「開けてくれ。ちょっと、いやかなり大変でな。助けてくれまりな」

私に助けを求めて来たと分かった瞬間、ドアを開けていた。
来た理由を知るよりもまず雅を助けなくちゃ。


「おう、悪いなまりな・・・って何だよその格好?!」
「えっ?!あ・・・き、気にしないで、ちょっとね。それより入って」
「ああ、邪魔するぜ〜」


切羽詰まってる様に感じたけどやけに呑気な返事ね。
でも、わざわざ私の家に来たんだし、何を抱えてるのか聞いてみなくちゃ分からない。

「なあ、まりな・・・もう我慢できないよ、俺」
「ちょ、ちょっと雅、何してるの、ねえ」

でも雅は私に擦り寄って体を押し付けてくる。
こんな時でもそれを優先させようとするなんて、いくら性欲の塊みたいな年頃だからって・・・・

「嬉しいなぁ。まりなは俺が苦しいの、ちゃんと分かっててくれたんだな!」
「どういう意味、ちゃんと説明してくんなきゃ分かんない。落ち着いて、ね?」
「ずっと会いたかったんだよ、もうしたくてたまらなかったんだ!昨日からあそこがパンパンに張っちまって・・・・!」

エッチがしたい。
私に助けてほしいってそういう事なの・・・

「電話しても出なかったけど、ダメ元で来たんだ」
「えっ?!い、いつ電話したの?」
「昨日もしたし、今朝もさっきしたよ。気付かなかったのか?」
「うっ・・・うん、ごめん」

そういえば帰ってから一切電話は触ってなかった。そんな余裕も無かったから。
雅には・・・黙っておこう。貴方の事で頭が一杯だったなんて言えない。
でも、まさか雅の方から来るなんてね・・・・・



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