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ドラゴンクエスト5 天空の花嫁
【二次創作 官能小説】

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幼年編 最終話 別離-7

「邪魔をするな!」
 パパスは問答する間もなく剣を振るう。
 ガシーン!
 鋭い金属音が響き、剣戟が受け止められる。
「ぬっ?」
 ナマクラな剣ならば受けることもできずになぎ払われるそれを、鎧の魔物は受けとめる。
「ぐぅ……人間風情が……」
 だが、魔物もそれが限界らしく、一歩下がってやりすごす。
「なんの!」
 パパスは好機とみなして再び切りかかる。
「ぐ、くっ、ぬう!」
 次第に圧されていく鎧の魔物。業物と思しき剣も受け流しが決まらず、刃こぼれと悲鳴を上げる。
「ぶひひィーん!」
 鎧の魔物に加勢しようと、馬の魔物が嘶きをあげて襲いかかる。
「そうはさせるか!」
 リョカはブーメランを馬の魔物の目線ぎりぎりのところに飛ばし、動きを止める。ついでヘンリーの放った鞭がその左腕に逆手で絡みつく。
「ぐふぅ!? ぬぅ、ガキが!」
 子供とはいえ、力の入りにくい恰好で全体重をかけて引っ張られてしまい、引き離せない。
「だぁ!」
 間髪いれずにリョカは鋼の杖で殴りかかり、足止めに専念する。
「ぬぅ、おい、ジャミよ! そんなガキ共に手間取ってないで手伝え!」
 鎧の魔物は不外ない相方に向かって叫ぶ。その間もパパスの攻撃は勢い衰えず、罅の入った剣は次の一撃で折れてしまう。
「ゴンズよ、そうしたいのはやまやまだが、このガキ、考えてやがる!」
 リョカとガロン、シドレーの攻撃を捌きながら、なんとか左腕を解き放ちたいジャミ。しかし、ヘンリーもジャミの行動を制限させるように移動するため、それもできない。
「ぬおおおぉぉぉっ!」
 防戦一方のゴンズを見て、パパスは決着をつけようと両手で剣を振りかぶり、雄たけびと共に振り下ろす。
「ぐぅ!」
 盾をかざしてそれを堪えようとするが、鋭く重い一撃にそれは脆弱すぎ……、
 バリン! ずばしゃ……。
 ゴンズの左肩口からわき腹にかけて剣先が走り、真っ赤な血が舞う。
「ぬぅ……なんと……まさか人間ごときに……」
 盾が犠牲になり威力を殺いだらしく、ゴンズは膝をつくも絶命は免れる。今すぐに戦える状況にもないらしく、折れた剣を着きながらパパスを睨む。
「リョカよ、今ゆくぞ!」
 リョカに足止めをくらっていたジャミはゴンズの敗北を見て焦り始める。
「ぐ、このガキ、離れろ! くそ、くそ! バギマ!」
 ジャミは不自由な左手で中級真空魔法を放つ。だが、この混戦状況、狭い場所で向きも考えずにそれを放てばどうなるか? 荒れ狂う真空刃は自分も巻き込みながら、天井、床を切り刻み、砂埃を巻き上げる。
「ぐわ、前が、ぐふっ、げほ、げは!」
 人間よりも数倍鼻の穴の大きなジャミは巻き起こる砂埃を吸い込み咽ぶ。
「わっ!」
「ヘンリー!」
 鞭の先端が切られたらしく、しりもちを着くヘンリー。リョカは埃を拭いながら彼に向かって回復魔法を唱える。
「ぎゃぁぁーー!!」
 まだ砂埃が舞うというのに、ジャミの悲鳴が上がる。パパスは目を瞑りながらも寸前の状況からジャミを捉えており、胴に一撃をおみまいした。
「ぐう、ぐは……」
 だが、やや踏み込みが浅く、致命傷にはいたらない。
「ほほほ、やりますねえ……。たかが人間ごときに遅れをとるとは……」
 ローブの男はこの状況にも関わらず余裕の高笑い。膝を着くゴンズを蹴飛ばして前に出る。


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