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ドラゴンクエスト5 天空の花嫁
【二次創作 官能小説】

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幼年編 その五 ラインハットへの旅路-3

「それじゃあさ、まだよくわからないし、今度はパンツのほうを脱いでみようか……」
「え? パンツ! それはだめですよ!」
 無茶な提案にリョカはさすがに抵抗を示す。
 いくら人気がないとはいえ、みだりに下半身を露出するのはいけないこと。旅の途中であっても用足しは物陰でこっそり行うものだと言われている。当然ながら女性の前でおいそれと出すつもりはない。
「だって、リョカのパンツ、すっごく腫れてるよ? 何か悪い病気かもしれないし、もし何かあったら早めに治療したほうがいいと思うなあ……。お父様もリョカが病気だったら旅どころじゃないと思うの……」
「父さんが……」
「心配すると思うわ……」
 思わせぶりに声を落とし、ふうとため息をつくアニス。腕組みと頬に手を当てるのもあわせ、リョカを不安にさせる。
 ――もし僕が病気だったら父さん、旅に出られない? そんなの駄目だ。父さんは何か大切なことがあるんだから、僕がそれを邪魔したら……。
 リョカはすくっと立つと、腰布を解き始める。
「あの、本当に変な病気だったら困るんで、アニスさん、失礼ですけど診てください……」
 リョカは妙な興奮も忘れて焦ったようすで脱ぎ始める。
「うんうん……」
 対照的にアニスは笑いのこぼれそうなのを我慢した仏頂面でそれを待つ。
「ちゃんとお風呂で洗っているからそこまで汚くないと思いますけど……」
「平気平気、君ぐらいの年の子は穢れを知らない天使だから……」
 じゅるっと舌なめずりをする音がした。リョカがふと顔を上げると、口を開いた間抜けな様子のアニスが居る。
 彼女は「なんでもない」と口元を手で拭い、拝むように手を合わせながらリョカの下着が下ろされるのを待つ。
「あの、アニスさん、本当に大丈夫なんですか?」
「うんうん、心配ない!」
 だんだんとにじり寄るアニス。彼女の鼻は美人なそれを台無しにしかねないくらいに荒い息をしており、顔は紅潮、目は爛々と怪しい輝きを増す。
「それじゃあ……」
 リョカは不安を感じながらも下着に手を掛ける。そして……。
「待てや、ショタコン娘!」
 ぼうっと大きな火炎がリョカの背後から走る。
 アニスは瞬間指先を光らせて空中に文字を書く。精霊に呼びかける方法は何も印を組むことや声で求めるだけではない。だが精霊文字を空中に魔力で描くというのは高レベルな魔法使いにのみ可能な技であり、当然リョカには何をしているのかはわからなかった。
 次の瞬間、リョカとアニスは光の衣に包まれる。
「わぁ!」
 それは火炎の勢いを弱めることができるらしいが、それでも火の手はアニスに襲い掛かる。
「邪魔するな、ホモトカゲ! バキマ!」
 アニスは略式詠唱のみで風の精霊を使役する。その場で突風が起き、弱まった火炎はそのまま消えていく。
「おい坊主。そいつから離れろ。アブナイ奴だ」
「え? でもアニスさんは僕らのこと助けてくれたし……」
「そうじゃない。そういう意味じゃないほうのアブナイだ……」
 パタパタと羽ばたきながらリョカの前に降り立つシドレー。彼はアニスに敵意というよりは胡散臭いといった視線を投げている。
「まったく……。この前のちゅーといい、おま、本気の変態だな?」
「あら、人聞きの悪いことを……。私はただ可愛い男の子のまだ穢れない身体に興味があるだけよ……?」
「はん! 包茎の恥垢だらけのちんちんのどこが穢れてないんだか!」
「ちょっと二人とも、やめてよ……あぶないよ……」
 恩人であるアニスと友達であるシドレーがぶつかるのはあまり好ましいことではない。さらに言えば殺傷能力のある炎を無限に吐ける竜と、それを軽減するどころかかき消してしまうほどの力を持つ魔法使い。この静かなアトリエが荒地になりかねない。
「ごめんなさい。リョカ……。その、ちょっと私もおかしかったわ……」
「……ま、坊主が言うならやめるけど、変な大人にほいほいチンコみせんなよ?」
「アニスさんは僕の病気を……」
「けっ、それより先にショタコン娘の性癖を診てもらえっての……」
「忌々しいトカゲね……まったく……」
 ケンカこそ終ったものの、やはりこの二人も仲が悪いらしく、互いに睨み合っている。


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