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仔猫の診察
【同性愛♀ 官能小説】

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仔猫の診察-3

「そんな事言わないで!
そもそもの発端なんでしょ?
傷は、放っておかないで、完治させなきゃ!」

「完治、ですか。
そうですね…。
…発端は……痴漢、です。
3年前、高校2年の時です。
電車の中で……その…」

…痴漢。
ここまで彼女が黙ってしまうからには、相当ひどい痴漢なのだろう。

「いいわ、あまり細かい事までは、言わなくていい。
ツラかったでしょう。
その事が、今でもトラウマなのね?
男嫌いになった原因…
…違うの?」

高山みほは、うつむいた頭をふるふる横に振り続け、涙をこぼしていた。
…あぁ大変。
自分を慕ってくれた生徒を、泣かしてしまった。
こんなんじゃいけない、あせらず話を聞かなきゃ!

「ごめんね、高山さん…ゆっくり話してくれてイイのよ?」

左手で、髪を撫でる。
するするとした、キレイな栗色の髪。
少し落ち着いたようで、また口を開いてくれた。

「せんせ…わたし…
そいつらに、挿入、されたんです…!」

そいつら!?挿入?
…って…えぇっ!?

「まさか…複数の痴漢に、入れられた、の…!?」

思わず言葉に詰まってしまった。

「それは…あなたには悪いけど…随分大胆な行為ね!」

「分かってます、自分がおとなしすぎたんだ、って。
でも最初のヤツは、下着をおろしてきて…いきなり入れて来たんです…!
すっごく痛くって、気持ち悪くて…」

「そんなヒドい事をされたの…」

わたしは、聞いた事もない卑劣な行為に、情けなくも、かける言葉を失ってしまった。


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