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襖の向こう
【父娘相姦 官能小説】

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娘の告白-4

「おいおい、ちょっと・・・」
「えへへ〜。お父さん抱っこしてぇ〜」

肌を寄せて何をするつもりなのかと思ったら、胡坐をかいている銀太郎の膝に座った。
まるで子供の頃の怜に戻ったみたいに無邪気に笑い、銀太郎の胸元にふっくらした頬を寄せている。

¨ズキン・・・ズキン・・・¨


それを見て、再び強い痛みが小夜の胸を抉ってきた。
今度はなかなか治まらず、奥深い部分に痣が出来た様にしつこく痛む。

「お前は重いからな、年老いた俺には抱っこできん」
「やだ、抱っこしてよぉお父さんっ」
「その代わり、といえばあれだが、これくらいなら出来るぞ」

銀太郎が怜を抱き締めた。
逞しい手が背中に触れて、赤ん坊をあやす様に叩いている。

(やめてぇ、お父さん。怜ばっかり、いつもそうやって、どうして、どうして)

たった今私をあんなに優しく抱き締めてくれたじゃない。
怜を抱く力は私とは比べものにならないくらい強いの。
あれは、私を安心させる為の嘘だったの、ねえお父さん。答えてよ・・・
私は痩せてるから抱いても嬉しくないんでしょう、怜も骨っぽいとか言ってたし。
今更甘えても遅過ぎたの、もう私は、これからずっと母親代わりのままなの・・・


小夜の頭に、幾つも心の中の雄叫びが谺していた。
複数の人間が一斉に喋っているかの様に重なり、実際に聞こえてくる様な気がした。

初めての感覚に、次に何をするべきか分からず、小夜は呆然と目の前で怜に愛情を注ぐ銀太郎を見つめていた。

「・・・ま、いっか。これはこれで嬉しいし」

唇を尖らせていた怜の顔が崩れ、歯を見せて笑う。それにつられて、銀太郎も笑った。
滅多に見た事がない父親の笑顔を見て、小夜の胸の奧が突きあがる。
数えて三回感じたさっきの痛みとは違い、苦しくはない。

(うわぁ・・・お父さんって、あんなふうに笑うんだ。結構可愛いかも・・・)

さっき、涙で目の前が洪水になってよく見えなかったが、銀太郎は笑っていた気がする。

「ん〜〜っ」
「んっ、おいおい、怜」

怜の唇が銀太郎に触れて、互いに顔を見合わせて笑っている。
それを見て、再び小夜の胸が痛んだ。

今度は、決して軽い痛みではない。


「しよ、お父さん」
「まだ仕事前だぞ・・・」
「いいから、しよ?ホントはしたいでしょ、お父さんも」
「・・・・・・・・・」

銀太郎は何も言わなかったが、小夜はその顔を見て本心が分かってしまう。
見ているのが辛い。

辛いのは今までも同じだったが、痛む場所が違っていた。胃袋への痛みが胸に変わったのだ。
何故こうなったのか小夜には分からなかったが、どちらにせよ苦しい事だけは確かだった

トレーナーとスウェットを脱ぎ、怜の肢体が露になる。
同じく銀太郎も生まれたままの姿になり、怜に自らのモノを見せた。


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