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襖の向こう
【父娘相姦 官能小説】

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娘の告白-13

「こうやって玄関に座り込んでた時、あったでしょ。ほら、友達と映画見に行った時」
「・・・雨戸がどうとか言ってたっけ、あんた」
「うん・・・あの・・・謝らなくちゃいけない事があって」


怜が手を合わせ、深々と小夜に頭を下げた。
一度下げたらまた一度、下げるのを繰り返し、金色の髪が暗闇の中で泳ぐ。

「ごめんなさい!マジごめん、あの時、お姉ちゃんの携帯が置いてあって、見ちゃったの」


「あーー!!」


あの時は惚けていたのを思い出し、小夜は顔から足の爪先まで熱くなるのを感じた。
興奮して目が冴えてしまいなかなか寝付けず、携帯を放置していたのに気付いたのは翌朝だった。
既に電池切れで、おまけに寝坊しかけたので充電する時間も無く、その日は仕方なく電話を置いていくしかなかった。

「知ってたんだ・・・」
「ごめんなさい。番号出ててさ、つい見ちゃった」

既に怜は、銀太郎よりも早く自分に彼氏がいるのを知っていたのだ。

「何で届けてくれなかったの。忘れといてあれだけどさ」
「だって、あの後すぐに避ける様になったし、下手に触れたりしたらやばかったもん。私殺されちゃうよ」

怜の返答に思わず頷いてしまった。
あの時点でばれていたら、恐らく今の状況にはなっていなかっただろう。

「でも、嬉しかったよ。ちゃんとお姉ちゃんから言ってくれたから・・・」

へへっ、とはにかんで、小夜の頬にキスをしてきた。

「これでもう隠し事はしないよね。信じてるから」

そう言うと怜は小指を差し出してくる。
信じてるから、と言ったと同時に約束をせがむ怜に、思わず笑ってしまう。

「なんで約束させるの。信じてるんでしょう」
「念のため。ほら、人はそんなすぐに変わらないからね」
「どこで覚えたのかなぁそんな言葉」

笑いながらそっと小指をからませると、怜が自分の指先を折り曲げてきた。

(きっと怜は、私が秘密を明かすのを待ってたのかもしれない)


「改めて・・・これからも、よろしくね。お姉ちゃん」

〜〜続く〜〜


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