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襖の向こう
【父娘相姦 官能小説】

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父と妹の想い-8

(私・・・どんな顔してるのかな。もしかして、怜と同じなのかな)


恋人の荒い鼻息で顔を撫で付けられながらも、小夜は妹の事を考えていた。

(お父さんと、こういう事してる時の怜より、いやらしい顔、してるのかな)

いくら昔から寄り添う様に暮らしてきたとはいえ、血の繋がった父親に体を委ねてしまう妹を、小夜は理解出来なかった。
何故いつも楽しそうにしていたのか、何回見ても全くその気持ちが分からなかった。

自分だって怜と同じく、父親と話すのが楽しかったはずなのに。
不器用でうまく笑ったり出来ないのはまだ子供でもちゃんと分かってて、受け入れていたのに・・・

「んうっ、んっんっ、んぁ、ああっ」
「小夜っ、俺が傍にいるよ、心配要らないから・・・」


勇志のベロキスで家族が自分の意識に侵入してきたのに気付き、何とか追い返す。
なんで彼氏とエッチをしているのに、ここに居ない人間の事を考えるんだ、と小夜は自身を嫌悪した。


裸になった勇志の肌が擦れて興奮が高まっていく。

忘れてしまえばいい、友達にも家族にも彼氏がいる事を言えないなんて
無かった事にすればいい、うまく言えなくて逃げてしまったなんて−

「小夜ぉ・・・ごめん、今日は用意してないんだ」

勇志が自分の肉棒を扱きながら震えた声で言う。

「何を・・・?」
「あれ、こないだ、初めての時に使ったやつ。いきなりメール来たから・・・」

どうやら一回分しか無かったらしい。でも、今日は安全なはずだ、と小夜は意識の隙間で思う。
大丈夫じゃないならお腹に出してもらえばいい・・・

「大丈夫・・・いいよ」
「でっ、でも、もし妊娠したらどうする?」
「こないだは自分からしてきたのに弱気なんだね。大丈夫だよ、勇志なら・・・いいから」

んっ、と喉を強く鳴らして、勇志が小夜の入り口にくちゅくちゅとそれを当てた。
初めてと同じく正常位でゆっくりと挿入していく・・・

生で味わう勇志の肉棒に、小夜の膣内が歓喜に震え小さな襞がプチプチと絡み付いてきた。
薄い避妊具を通しての感触とはまるっきり違い、動く度に中が拡げられそうな感覚に小夜の後頭部を電気が貫く。

「あんっ!!あんあんっ、あっあぁっん!!」

先程の消え入りそうな声で囁く小夜は最早何処にも居なかった。
悦びを知ってしまい、勇志のピストンにあわせて喘ぐ淫らな牝へと変貌していく・・・

(怜は、お父さんので・・・)

自分が挿入されている時の怜と全く同じ声を出している事に、小夜はなんとなく気付いていた。
何故あんな下品に鳴き声を出すのか分からなかったが、今は下品とは思っていない。



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