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無間地獄
【SM 官能小説】

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デート-1

◇デート

Side/M

キラキラと目に光が入って僕は目を覚ました。
目の前には綺麗に日に焼けた蒼介の胸板が静かに上下していた。
トクットクッと規則的に動く心臓の部分を触るとシルクのような肌触りが指に伝わってくる。
見上げると、長いまつげと通った鼻筋に薄い唇がバランスよく配置された上品な顔が見える。
いつの間にか腕枕の態勢になっていることに気付いた。

意外と筋肉があるんだ

僕の細い体とは大違いだな・・・

太陽の光が少し茶色い蒼介の髪の毛を通り目に入ってくる。

ピピピピピピピ

突然甲高い電子音が響いた。

「んっ・・・うるさっ」

眉間に皺を寄せながら蒼介が枕元に置いた携帯を取ってアラームを止めた。
まだ眠そうな顔で僕の顔中にキスをしてくる。
僕はその柔らかい唇の感触を心地よく味わった。

僕の体を心配しながら自分の支度を始める蒼介。
僕も急いでシャワーを浴びて部屋に戻るといつも見ていた赤い紐とは違う、薄茶色の藁を束ねたような毛羽立った縄を一生懸命手で扱いている蒼介がいた。

あれで縛られる

いつものと違う

あああ

縛られたまま外に出るんだ

色んな想像がいっせいに僕の頭を埋め尽くして、一気に体温が上がっていく。
蒼介は僕の胸に縄を二本乳首を挟むように渡して背中で結んだり、また別の縄で僕のペニスの部分が輪になるように少しきつめに根元を縛られる。
そのまま玉を割るように縄が通って、お尻の穴の上にちょうど来るように結び目が作られた。

「息を吸って止めて」

言われたように大きく息を吸って止めると、蒼介はすばやくお腹や胸に縄を通して背中で束ねていく。

「はい。いいよ」

ふーっと大きく息を吐くとさっきまで少しきつかった縄が軽く緩んだ気がした。

「最後にこれがスカートを持ち上げないようにしなきゃね」

「あっ!う!!!!」

蒼介はピンと指で僕のすでに立ち上がってしまっているペニスをはじく。
裏筋の部分に結び目を作ってぐっとお腹に押し付けて体に縛り付けられた。


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