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登下校を、御一緒に。
【痴漢/痴女 官能小説】

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登下校を、御一緒に。-6

「そうなんです、あたし達、同じ学校なんです。」

「そう、じゃあ安心だね。
あたしも仕事があるし、次の電車に乗っちゃうね」

そう言って、その人はきびすを返して、ホームの別の場所へ移動しようとした。
あたしは慌てて、先程から考えていた事を口にする。

「あ、待って下さい!
あの、お名前を教えて頂けませんか!?
あと住所とか…
えっと、名刺とかあれば、戴けないでしょうか」

その人は振り向いてもう一度にっこりして、"デキる女"風の革バックから、同じ色の革の名刺入れを取り出すと、一枚あたしに渡してくれた。

「それ、メアドも載ってるから。
お礼なんかはいらないけど、元気になったら連絡ちょうだい!」

そして、ちょうど着いた電車に乗って、去っていってしまった。

電車が動き出したので、あたしは名刺に目を落とす。
…葉山 さやかサン。
社名に目を移そうとした所で、もう一人の人物から声をかけられた。





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