投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

登下校を、御一緒に。
【痴漢/痴女 官能小説】

登下校を、御一緒に。の最初へ 登下校を、御一緒に。 11 登下校を、御一緒に。 13 登下校を、御一緒に。の最後へ

登下校を、御一緒に。-12

手すりに寄りかかった佐伯くんは、両足の間にあたしを入れたまま、押されてバランスを崩し、ヒザが曲がって身体が少し下に降りていた。
そして…あたしのスカートが、佐伯くんのモノを隠すかのように覆い、お互いの腰が…、ぴったりと、くっ付いてしまっている。

ガタン…ゴトン…ガタン…ゴトン…

あぁ…こすれる…
あたしのが、上から、佐伯くんのを、包み込んでいる…
あたしのアソコ、と…佐伯くんの大きなモノ、が…こすれ合って…

ずりっ…ずりっ…

はぁん…きもちぃよぉ…

こんな、満員電車で…恥ずかしいけど…あぁん…周りには、バレてないよね…?
うつむいていた目を上げると、同じ高さで目が合う。
佐伯くんも、頬が紅潮してる…
あ…その目付き…
陸上部で走っている時の目…
うぅん、違う、もっと…色っぽい…。

…はぁっ、ぁあん…
あたしも、きっと顔が赤い。
目も潤んじゃってるし。
…キス、したいな。
このまま、抱き付いちゃいたい。

…なんて、あたし達、付き合ってもいないのに。
もちろん、公衆の面前だから、これ以上目立つ動きはできない。
ただ…見つめ合って…こすり合って…
あぁ、ずっとこうしていたいような…
もっと強くこすりつけたいような…


突然、電車の振動が弱くなり、速度が落ちたのに気付いた。
また、駅。
つまり、10分以上、あたし達はこうしていたことになる。
人混みが崩れ始める。

しょうがねぇよな、という色を浮かべて、佐伯くんは体勢を立て直した。
あたしは、瞳に出ているだろう残念な表情を見られたくなくて、顔をふせる。
するり…
あぁ、佐伯くんのモノが、離れていってしまう。

あたしはとっさに…佐伯くんの手を取って、電車を降りてしまった。

「伊藤!?…どうしたんだよ…」

背後から尋ねる佐伯くんの声は、降りた理由を分かってくれているのか、弱々しかった。
あたしは決意を込めて振り返り…瞳を見つめる。

口にすべきかと迷い始めた時、佐伯くんが動いた。
今度はあたしが手を引っ張られ、駅を出る。

向かった先は…ここ、駅構内の…トイレの裏?
でも、特に悪臭は無く、周りはコンテナに囲われて、道からは見えない。






登下校を、御一緒に。の最初へ 登下校を、御一緒に。 11 登下校を、御一緒に。 13 登下校を、御一緒に。の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前