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イカないと決めた日
【SM 官能小説】

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イカないと決めた日7-1

「主任」
私がトイレで精子の汚れを取っていると森尾さんがニタニタと近づいてきました。
「あなた!」
私は憎悪を剥き出しにして森尾さんを睨みました。
「なに…睨んでんの!」
森尾さんは私を嘲笑いながら言いました。
ホント…まったく持って、ふてぶてしい態度でした。
「まぁいいわ…それより主任…今日残業して下さい」
森尾さんは当然といった感じでニタニタ笑って言いました。
「な…なんでよ…」
自分でも情けないと思えるくらいの小さな声でした。
「主任…おばさんなんて言ってすいませんでした。
主任…結構人気あるんですねぇ」
言葉自体はしおらしいのですが…その言葉には恐ろしい意味が隠されていました。
その意味を何となく理解し私は悔しげに森尾麻美睨みつけました。
この女…邪悪さにおいては田口より勝っているかも知れませんでした。
「主任…残業の時はこれを着て下さい」
森尾麻美が手にした紙袋を押し付けてきました。
「あ…あなたね!」
私は怒りを露にし語彙を荒げました。
ただ…両手は紙袋をしっかり受け取っていました。
「髪は纏めたままでお願いしますね…あと眼鏡も外さないで下さい」
何をさせられるかは大方予想通りでしょう。
私は憎々しげに森尾麻美を睨み続けるしか出来ませんでした。
「お客様のリクエストですから」
挑発する様な森尾麻美の言葉でした。

終業時間になりました。
残業とは無縁の部署の為…部署の社員達は次々に帰宅していきました。
“仕方ない…仕方ない…”私は腹を括ると紙袋を手にトイレに向かいました。

「な…なに!これ!」
紙袋を開けた私は驚きのあまり個室の中で声を上げてしまいました。
黒いエナメルのボンデージ…ボディスーツが入っていました。
息苦しさのあまり吐息が荒くなってきました。
“こんな格好出来る訳がない…”怒りと恥ずかしさに身体が震えてきました。
ただ…。

私はエナメルのボディスーツを着こむと制服を着直しました。
身体がギシギシと締め付けられてきます。
ボンデージを見た時から私の身体と気持ちは異常な程高ぶっていました。

熱に浮かされた様な気持ちでガランとしたオフィスに戻ると…ただ一人森尾麻美が立っていました。
「主任…ボンデージは?」
森尾麻美の言葉に私は答える変わりに頬を赤く染め…顔を歪めました。
私の股の間では冷たいエナメルを溢れ出た汁がビチャビチャに濡らしていました。
内股に伝わり垂れるくらいでした。
「き…着てる…わ」
私は視線を反らしたまま…絞り出す様に言いました。
油断をすると喘ぎ声になってしまいそうでした。
「ふぅぅぅん」
森尾麻美はニヤニヤと笑いながら近づいてきました。
「は…あ…」
異様な緊張感から私の呼吸が震えました。
「あっ!あぁぁぁ…」
森尾麻美の右手が不意に私の乳房を…ブラウスの上からまさぐりました。
森尾麻美はいやらしい笑みを浮かべながらブラウスの下のボンデージを確認する様に乳房の先を指先で擦りました。
「はぁ…あぁ…はぁ」
堪えきれない私は熱い吐息を漏らしてしまいました。
「主任…それそろボンデージだけになって下さい」
森尾麻美の悪魔の囁き…恐ろしい魔力に魅入られた私は従うしかありませんでした。
私は羞恥心に顔を歪めながらも制服を脱いでゆきました。
とてつもなく恥ずかしいのに…身体が尋常じゃない程感じていました。
「そろそろ…お客様に入って貰いますからね」
私はボンデージに包まれた肉体を両手で隠しながら震えて立ち尽くしました。


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