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最後の夜
【女性向け 官能小説】

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最後の夜・後編-16

「中で…出しちゃったよ…」

ロイが困った顔でつぶやいた。

「ええ、大丈夫。今日は安全な日よ」

にっこりと微笑む。

「それなら良かった…」と汗ばんだガーネットの身体を抱きしめる。
柔らかな胸の谷間に顔をうずめて甘いミルクのような香りを胸いっぱいに吸い込む。
赤ん坊のように胸に口をつけていると、性懲りもなくムクムクと欲望が首をもたげてくる。

「…ぅん…っ?ロイ…なんか大きく…?」

ガーネットの中で力を失っていた肉の塊がピクっと反応した。

「ガーネット、イってないだろ?」

はむはむガーネットの胸の蕾をついばんで刺激する。

「あ…っん…ロイ?」

「もう1度したい……いいか?」

胸の谷間からガーネットの顔を見上げて覗き込んだ。

急に捨てられた子犬のような甘えた顔。
こんな顔、するのね。ロイ…

「遠慮しないんでしょ?」

にっこり笑うガーネット。
面食らったようなロイ。―そしてニッと笑う。

「そうだった」

白濁とした液でぬかるんだ膣の中を、ロイの昂ぶった幹がぐちゅっと突き刺した。



――それから私たちは幾度も交わった。
果ててはどちらともなく求めて、激しく、優しく、体液が枯れるんではないかというくらいに愛し合った。
今までの分。そしてこれからの分。
悔いを残さないように、お互いの体の隅々まで全てを脳裏に焼き付けた。



ピチャン…ピチャ…

「はうっ…!!冷たいわ」

「仕方ないだろ?このままじゃ帰れない」

二人は森の湖にいた。
体中がお互いの体液でベトベトしていて、清めるために湖に入った。
浅瀬にロイが腰掛け、その前にガーネットを座らせて後ろから柔らかい身体を抱きしめている。
火照った身体がひんやりした水でクールダウンしていく。

「ここ、やりすぎて腫れちゃったかな?」

ロイがぱっくり開いたガーネットの入り口をそっと撫でた。


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