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教師の情事
【教師 官能小説】

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教師の情事(5) -4

「やはりですか・・・。篠原先生と萩原先生が再会した姿を見てちょっとただの友達には見えないとは思ったのですが。」
「隠すつもりはなかったのです。申し訳ありません。」
「いいえ。よく話してくれました。でもどうして野村に?」
「実はこの前の試合で中学時代の野村君の担任だった須藤先生が待ち伏せていて野村君に
暴行を働いたのですよ。」
「!!」
「多分その事を萩原先生に話したからかと。須藤先生は野村君がS中の悪口を言ったと
思っていたようです。」
「どこまで腐っているんだ、あいつらは・・・。」
畑中は怒りに震えた。
「畑中先生、萩原先生には私の方から話をつけます。」
「いや、それは危険では?まだ萩原先生はあなたに好意を抱いているのでしょう?」
「私は萩原に体を許すような真似をするとでも?私を信用してください。」
「・・・わかった。その件については篠原先生に任せます。」
佐和子は自分のデスクから電話をかけた。相手は萩原だった。

秋の夜の海浜公園は風に揺れる枯れ葉と波の音があるにも関わらず静かだった。
駐車場に一台の外車が止まる。その車から萩原が降りた。それを追うように一台の
スポーツカーがその隣に止まる。降りたのは佐和子だった。
佐和子は女性用のジャケットとパンツを着ている。
「佐和子から会いたいとはとても驚いているよ。」
「勘違いしないで。野村君に電話したのはあなたでしょう。野村君は危うくサッカー部を
退部しそうになったのよ。」
「ああ、あの事か。」
「ああじゃないでしょう!あなたがここまで卑怯な手を使うとは思わなかったわ。」
「怒るところが魅力的だよ、佐和子。」
「そんな余裕もいつまで続くのかしらね。」
そう言うとボイスレコーダーと取り出した。
「このテープ、あなたの奥さんの実家やS中に送ったらあなたどうなるのかしらね。」
「佐和子!」
「結局あなたは今の生活を捨てる自信がないのよ。それでいて私と寄りを戻したい?
笑わせないでよ。あなたのところには絶対戻らないわ。」
「なら野村との関係はどうなんだ。まさか野村と2年も不倫し続けるのか?」
「不倫じゃないわ。私は教師を辞めるわ。そして野村君、いや正之と正々堂々と付き合うわ。
それなら生徒と教師の不倫の関係にならないわね。」
「何を言っているんだ。気は確かか?相手はまだ子どもなんだぞ。」
「正之はもう立派な男よ。そう、私が男にしたのよ。私の中で正之のザーメンも
出させたわ。正之のザーメンも何度も飲んだわ。」
「佐和子・・・。」
「生徒を守るためなら何でもすると言ったでしょう。あなたをクビにしたら私も教師を辞めるわ。」
「ま、待ってくれ!どうしたらいい。それだけは待ってくれ。」
(どこまで情けない男なのかしら・・・。こんな男が私の恋人だったなんて。)
外車から写真を取り出した。それは佐和子のマンションから正之が出てくるシーンを盗撮した写真だった。
「これを渡す!だからそのテープレコーダーを返すんだ!」
「写真だけじゃないわ。もう二度とS中出身の在校生には手を出さないで。
私にも付きまとわないで!」
「・・・わかった。」
佐和子と萩原はテープレコーダーと写真とネガを交換した。


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