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JoiN
【コメディ 恋愛小説】

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JoiN〜EP.1〜-2

「こんな暑い日は海に行きたいな。君という海に泳ぎ疲れて溺れたい!」
「勝手に1人で溺れて下さい。それよりいいんですか?栞菜(かんな)ちゃん、後ろで待ってますけど」

栞菜?
バカを言っちゃいかんよ。いくら電話しても出なかったから、この時間に来てるわけない。
どんなに素晴らしい女でも時間にだらしない奴は・・・

「・・・・・・・・・」
「うわ?!かか栞菜?!いつからいたんだ?!」
「さっきから居たよ。それよりまた女の人口説いてるんだね」

唇をへの字に曲げて、明らかに不機嫌そうな顔を見せる栞菜。
ちち違うんだ、これは。お前を差し置いて他の女に用事なんて無い。

「はっはっはっ、ちょっとどうでもいい話をしてただけさ。それより、今日も綺麗だな」

両肩に手を置いたら即座に弾かれてしまう。
もう一度置いたらまた弾かれ、また置いたら今度は両腕をいっぺんにつねられた。
うむ、今日も相変わらずだ。俺の愛を素直に受けとめられない、可愛い奴め。

「それで、何処に行こうか。こんな暑い日は涼しい噴水の前で語らうのも悪くないぞ」
「・・・」
「痛い!!ふ、はっはっはっ、いい踏みつけだ。爪先が嬉しい悲鳴をあげている」
「お仕事でしょ!!早く車出してよ、遅刻しちゃう!!」

ん?仕事ってなんだ?それは愛を注げるものなのか。
わざわざ汗をかく必要がどこにある。俺は仕事をする為に生きてるわけじゃない、愛の為に生きているのだ。

「ああっもうやばい、ホントに遅刻!急いでよマネージャーさん!!」
「そんなに腕を引っ張るな。分かったよ、お前の為に行ってやるとしよう」

栞菜に追い立てられる様に事務所の駐車場に向かい、車のエンジンを起動させる。
やれやれ・・・行きたくないな。しかしちゃんと行かなければ、栞菜はもちろん上司に叱られてしまう。

上司も女なんだが、例によってと言うべきか俺にはちっともなびかない。
ここの女は男が嫌いなのか?と疑いたくもなるものだ。


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