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教師の情事
【教師 官能小説】

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教師の情事(4)-6

正之が下校し、佐和子が帰ろうとしたら佐和子宛てに電話が鳴った。
出てみるとそれは萩原だった。
「佐和子・・・久しぶりだね。」
「萩原先生も久しぶりです。」
「いつもは信二と呼んでいたじゃないか。」
「もう私たちは大学生ではないのよ。」
「もう一回会いたい。ホテルは僕が予約しておく。妻には出張と言っておくから。」
「もう貴方とは終わったのよ。私の事は忘れて。貴方には奥さんもいるんでしょう?」
「いや・・・それは。」
「貴方は私より自分の出世のために資産家の娘と結婚したんでしょう。」
信二と佐和子は結婚するものだと思っていたが、信二は自分の出世のために佐和子を捨てS市の資産家の娘とのお見合いをし、結婚する事にしたのだ。
「でもあれは親父や親族のお見合いもあって断れなかったんだ。」
「ならばそのために貴方は私を捨てたのでしょう。貴方の奥さんを裏切る真似はしたくないわ。」
「佐和子・・・。」
「とにかくここには電話してこないで。それと須藤先生が野村君に暴行したわね。
野村君の意向で今回は黙っておくけど今度また私の生徒に貴方や貴方の学校の教師が
手を出したら今度は私が許さないわ。何が何でも追いつめてやるわ。」
「まさか・・・野村とデキているのか?不倫しているのか、お前!?」
「そんなわけないでしょう!もう電話してこないで!!」」
そう言って佐和子は電話を切った。小声で話していたので他の教師にはわからなかったが
佐和子は怒りを抑えるのに苦労した。

「そうだったのか・・・。佐和子が萩原と。」
「隠すつもりはなかったの。ごめんね。」
「いや、いいんだ。話してくれてありがとう。でも佐和子への愛は変わらないよ。」
「正之・・・。」
「俺が佐和子を守る。もうS中の奴等は怖くないよ。」
佐和子は思わず涙が出そうになった。正之は子供なんかじゃない。立派な大人なのだから。
二人でバスルームに行きシャワーでセックスで流れた汗と性器を洗い流す。
肉棒をボディソープで洗いながら正之は佐和子に話しかけた。
「実は岡崎が友人と映画を一緒に観に行こうと言ってるんだけど・・・。」
「行ってきなさいよ。せっかくの休みなんだし。」
「でも・・・。」
「私も明日は忙しいし、貴方も来週は試合なんでしょう?部活も忙しくなるし休めるときは休んだ方がいいわ。」
「でも・・・わかった。」
正之は佐和子に反対して欲しかったのだ。やはりこのマンションでは恋人同士なのだし。
しかし佐和子にとっては本音は順子とデートして恋人同士になって欲しかった。
(私の事を岡崎さんが忘れさせてくれれば・・・。だって私と貴方はこの部屋だけは
恋人同士だけどこの部屋の外では教師と生徒の関係なのよ。本当はこういう事もするべきではないの。)
佐和子にとってはとても複雑で、そして身が締められる思いだった。

日曜に待ち合わせた場所に正之が私服で来る。長袖のシャツにジーンズだ。
少しして順子が来た。黒のブラウスに白のシャツ、そして黒のロングスカートだ。
「ごめん、待った?じゃ行こうか。」
「あれ?他のメンツは?」
「うーん。何か来れなくなったって?いいでしょう。二人だけでも。」
(おいおい、マジかよ。)
思わず面食らった正之であったが、かと言って帰るわけにもいかずそのまま「デート」をするはめになった。
二人で映画館を歩いていると順子は手を繋いできた。
正之は思わず手を離したがまた握り返してきた。


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