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調教物語
【その他 官能小説】

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調教物語(その2)-3

目の前の女を調教するのに、余計な言葉はいらない、女を見つめ、
黙って縛り、片言の言葉で命令し、女からの返事を待つまでもなく
容赦なく痛めつければ良いのである。

しかし、ネットではそうはいかない、言葉の変わりに「文字」というもので
相手の女に自分の気持ちを伝え、信頼させ、
信服させ命令し従う心を植え付けさせなければならない。

相手が気に入らなければ、それで終わりであり、連絡が途絶えれば「エンド」となる。
まさに、心理作戦であり、
本当の意味でのS男としての力量が試されるというものだ。
しかし、研二郎には全くの不安や戸惑いもない。
今までに従わせた数々の女達を通じて、
憎いほど女という生き物の気持ちと身体を知っているからである。
誰もがもつ女としての飢えた心と性の欲望を知っていた。

恭子もそのうちの女の一人に過ぎない、と初めは思っていたが、
それが少し違っていたことを後で彼は知ることになる。


彼女も初めてのことで慣れないようだったが、彼に従うことにした。
研二郎はメールで予めパソコンの前で用意させておくように恭子に準備をさせていた。
季節は初夏でもあり、彼女を家の中で裸にするのには好都合である。


研二郎は、
恭子に調教を始める前に、彼女の家の部屋のカーテンを下ろさせ、
鍵を掛けさせたりして、周到に前もって準備をさせておいた。
これは恭子に気分を集中させ、その気にさせ心酔させるためでもある、
所謂、初めが何事も肝心なのである。


いつもは直にM女を裸にさせ、縛るのだが、こういうのも悪くはないと思った。
まだ(文字)での会話以外に、研二郎は恭子の容姿は知らなかったが、
文字から滲み出る女らしさ、優しさのようなものを感じていた。
こういう柔順な女は調教しやすい。

いずれ彼女が決心をし、裸で研二郎に縛られ、
抱けると思うと、何故か異常な興奮を研二郎は憶えるのである。
それは、研二郎以上に恭子もそう感じているのが研二郎には分かった。


研二郎は、始めて恭子と会話したことを思い出していた。
その部屋に始めて、恭子が入ってきたときのことである。

「何で貴女はこの部屋に興味があって来たのかな?」
「はい、私が結婚する前のことですが・・」
「うん、それで?」

「そのころ付き合っていた男性が居たのですが、
その人は、初めそんな感じがしなかったのですが、
段々と言葉で虐めるようになってきたのです」

「ふむ、それで?」

「はい、私は彼が好きだったので、
その言葉責めは嫌な気持にはならなかったのです、
そして、恥ずかしいのに何故か感じてしまうのです」

「なるほど、どんなことをされたのかな?」

「はい、それが虐めかどうかは分からないのですが、
彼に恥ずかしい言葉を投げかけられたり、
私がいやらしい言葉を言わされたりとかです」


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