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『溺れる魚』
【その他 官能小説】

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『溺れる魚』-1

第一章〜すべてのはじまり〜

『これ、カッコイイね』
カラオケボックスの部屋の隅っこに座っている敬(たかし)に近付き、右の小指に嵌まった銀の指輪に触りながら恵(めぐみ)が言った。
『だろ?クロムハーツのやつでさあ…』
子どものように得意になって話す敬を見て、恵は急に息苦しさを感じた。心の奥に秘めて自覚しないようにしてきた想いで胸がいっぱいになる。
『ねえ、キスして』
敬の目を見つめながら膝で跨ぐ。
『えっ…』
戸惑う敬の返事を待たずに恵は唇を押し付けた。
このままでは敬への想いが心の中に溢れかえって窒息しそうで…敬の体温と鼓動を感じ水から上がったみたいに呼吸が楽になる。
もっと敬に近付きたい…恵は敬の柔らかな唇を舌先でなぞった。
『ちょっちょっと!んぐっ』
開いた口に舌をねじ込みながら、敬の肩を壁に押し付ける。
絶対逃がしはしないんだから…
『んん…俺、彼女がっ』
『だから?』
そんなこと今更言われなくても恵には分かっていた。
『こんなっ駄目だって!』
『あんな大きな声出すとみんな起きちゃうよ?』
 大学のゼミ仲間、敬、京(きょう)、恵、蛍(ほたる)、桂(かつら)の男2人・女3人。カラオケで朝まで騒ぐはずが敬と恵以外、酔い潰れて寝てしまっていたのだ。
頑なに拒否していた敬に動揺で隙が出来た瞬間、恵は敬の足の間に膝を割り入れ股間を撫であげた。
『ひゃあ!あぐぅ…』
『気持ちいい?』
上目遣いで恵は尋ねる。
『やめろって!はぁはぁはぁ…』
敬の息が荒くなってくる。
『ねえ、気持ちいい?』
布越しにぺ〇スを弄ぶ。
『き、気持ちいい、よ…』
敬の目の焦点は既に合ってない。
『見せて、ね?』
敬の顔から目を逸らさないようにしながらベルトを緩め、ぺ〇スを取り出す。もう敬は観念したように恵にされるままだ。
チュ…先っぽに口付ける。ビクッとぺ〇スが震えた。
ピチャピチャ…レロ…部屋の中に淫らな音が響く。
チュポチュポ…
『う、ぅぅん…はぁぁ』
恵の口の中でぺ〇スが一層膨らむ。舌に生臭さを感じる。限界が近いらしい。
ちょっと早すぎるんじない?内心そう思いながら、恵は動きを早め射精を促した。
『あぁぁ…出るっ』
ドク…ドク…ゴク…ゴク…恵は全てを飲み干すと放心状態の敬を残してトイレに立った。口をゆすぎ時間を潰して部屋に戻る。
もう始発が動き始めた頃だろう。既に何人かが起きていた。まだ眠っている仲間を叩き起こして店を出る。
敬は憮然とした顔付きで恵を見るが無視してその日は帰った。


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