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唯高帰宅部茜色同好会!
【青春 恋愛小説】

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唯高帰宅部茜色同好会!(第一章)-4

activity 01
告白妨害作戦




***

「……なあ、マリィ」
俺が恐る恐る声をかけると、マリィは手札から視線を外さず、溜め息混じりに返事をした。
「……なに?」
「たかが大富豪ごときでこういう人生変わるような勝負はやめないか?」
「またそれ?人生変わるって大袈裟な。あたしは寿命を削るようなギリギリの勝負がしたいだけなのよ」
「いや、そっちのが大袈裟だろ」


話は二十分ほど前に遡る。


俺達の中での最近の流行は、先日やっていたウノを始め、ポーカーや婆抜きなどカードゲームの類だった。

それで今日は大富豪ということになったのだが、マリィが突然わけの分からない罰ゲームを提案したのだった。


負けた人は誰かに告白すること!


なんてこった。
普段はジュースの奢りくらいだったが、これは話が違う。

まあ、普通の高校生なら一度は経験するであろうアホルールだが、とても今することではないだろう。
修学旅行の前に、恋人を作って思い出も作るためだというならそれもよくある話だが、今はまだ四月。
修学旅行だって半年以上先だ。

それに、俺達は六人でひとつ。
まあこの中で、誰かと誰かが恋人同士なるというのは一向に構わない。
男女6人いればもしかしたら、いつかはそういうこともあるだろうし。

ただ、それが原因で面倒なことになって仲間割れなんてことにならなければいいが…

そう勘ぐったが、結局、否定したのは俺だけで他のみんなはなぜか快諾した。

キスケが負けて告白する姿は容易に想像がつくが、マリィなんかは負けたら大変なんじゃないか?それにユーリだってめちゃくちゃモテるわけだし、影響力はでかいだろう。

俺だけがじんわりと背中に冷や汗を感じながら、大富豪は始まった。


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