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アイタイキモチ
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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アイタイキモチ-1

何故でしょう?
君とはさっき別れたばかりなのに。
会いたくてしかたがない。
恋愛表現もろくに知らない僕は、ただ、ただ自分を追い込むことしかできなくて。
君の周り、全てに嫉妬して。実は最低な男だよ。
優しくも、
男らしくもない。
僕は君にまだ何も伝えられていない。
勇気がない?
傷付くのが怖い?
違う。僕は君を不幸にさせてしまうのが恐いんだ。
君に迷惑をかけるかもしれない自分が許せないんだ。
会いたいキモチを抑えながら、僕は傘もささずに大雨の中、歩いています。


冷たくなる自分の身体に不安を覚えたけれど、僕はなんだかこれでイイような気がした。
いつもは目につかない、草木の声も、夏の香りも、今の僕には見えるんだ。
君のことを思うとすべてどうでもイイものに変わってしまう。
街で流れている音楽も、仲良しカップルのバカ笑いも、僕には聞こえない。

光射す頃、君は何をしてますか?
僕は此処に立っていることすら無理なようです。


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