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このかけがえのない世界へ
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このかけがえのない世界へ3.結-1

「――――――救いたいから救われる。
救われるから救いたい。
救われたいけど救われたくないとしたら救いたい。
救いたいなんて思っているくらいなら救いたくなんかないと思うことは救われることであって決して救われたいということではない。
でも、もし救われたいと願うなら救われるはず。
でも、もしそう思っても救われなかったら、ましてや救うことなんてできない。
いや、それでも。
それでも私は救いたい。
救いたいのだ。
ただ、ただそれだけを願って。
願うことすら救われることなのだから…」

紅色がどこまでも続く空の下で。
彼は言い切った。

夏の終わりを告げる虫たちが鳴き始める頃に。
最後まで言い切った。

そして言い切ったと同時に。





見物人たちが去っていく。

どんどんとそこから去っていく。

「ね、悲しかったでしょ」

ただ、眼帯の人と少女だけを残して去っていく。


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